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卒業生インタビュー

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就職対策Vo.039~社会人として敬語は使える?

   

キャリアコンサルタントのサイトウです。今回は、企業が新卒学生に感じていることについてを記載していきます。

私は先日、神奈川県にある、IT系専門学校に訪問してきました。

その目的は、「教育課程編成委員会」のメンバーとして会議に参加することです。

 

この委員会は、文部科学省が定める定義でいうと、「学校が、専攻分野に関する企業、関係施設、業界団体の意見や要請等を把握・分析し、授業科目の開設その他授業内容や方法の改善及び工夫等を含む教育課程の編成に活用するための組織」という表現になります。

 

分かりやすくいうと、専門学校が、関連する企業意見交換をする場のことです。

 

 

IT系の専門学校なので、参加する企業もIT系の企業です。

今回の話し合いの場では、たくさんの議題がありましたが、その中でも気になったことがあります。

 

それは、企業が懸念している、新卒学生の敬語の使い方についてです。

 

 

今回参加した企業は、8社のIT系企業でしたが、その中の6社の企業が、入社した新卒学生の敬語の使い方ができていないと話していました。

敬語がどのようにしてできていないか聞いてみると、上司との会話の中で、友達口調が出てしまう人が多いようでした。

 

中でも一番驚いたのが、先輩社員に対して、敬語自体を使っていない人もいたということです。

 

 

その新卒社員は、アルバイトや部活を経験していなこともあり、敬語を使わなかったそうです。

ただし、それ以外の状況でも、目上の人と話をする場合は、敬語を使用するには当然です。

 

しかしながら、現在の学生は、敬語すらも使えない人もいて、企業としては、そこから教える時間はないという意見が出ました。

 

 

最終的には、敬語の問題を解決するためは、学校でビジネスメールを書く機会を作ろうということになりました。

 

敬語が使えない理由は人それぞれですが、育った環境もあり、一概に誰がダメだということも言えません。

ですので、企業としては、新卒者の基本教育を学校側に求めつつ、組織としても粘り強く指導していくことしかありません。

 

ゆとり世代や、世間のせいにする人もいるかもしれませんが、その中でもできる人はいくらでもいます。

あなたが、新卒で就活をするのであれば、最低限のコミュニケーションが取れる当たり前の敬語が話せるように、練習していきましょう。

 

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