ブロック ブロック

Blog

卒業生インタビュー

Hope for the best, but expect the worst.

Pスク卒業生インタビューVol.051~根本聡さん

   

【Pスク91期 根本聡さん33歳】

 

●「どこまで習得すれば、Webエンジニアとして就職できるのか?」

――根本さんのこれまでの経歴を教えていただけますか?

大学卒業後、大手電機メーカーに入社し、5年3ヶ月、経理・財務を経験しました。その後、前職のWeb制作会社で、ディレクター兼コーダーとして、Webサイトの制作を1年2ヶ月経験しています。

――どうして、Webエンジニアになりたいと思ったのですか?

前々職の経理・財務時代、月末月初、特に年度末は多忙で、毎月1時間30分掛かっていた、手形発券業務を自動化することを会社に提案し、システム化することができ、結果、10分弱に短縮できたことに感動しましたね学生時代に、プログラミングを少しやっていたのですが、その時の面白さ・楽しさも思い出し、Webエンジニアになりたいと思うようになりました。

――Webエンジニアになろうと決めた後はどうされていたのですか?

まずは、オンラインのプログラミング教材で、HTML/CSS、JavaScript、WordPressを学び、PHPも基礎部分を少し学習しましたね。それからは、レンタルサーバーを自分で契約して、ドメインを取得した後、0からWebサイトの公開ができるレベルまで独学を行い、それから、前職のWeb制作会社へ入社しました。

――Webエンジニアになりたいと思い、Web制作会社さんにご入社されたのですね?

はい、そうなんです。Web制作会社とWebシステム開発会社の違いをよく分かっていなかったこともあるのですが、前職のWeb制作会社でも、PHPを使うとのことだったので、入社しました。が、実際はコーディングメインで、また、主にディレクションを任されることが多く、技術スキルが身に付かないなとモヤモヤしていました。仕事自体は楽しかったんですけどね。。。

――なるほど。それで、本格的にバックエンドが学べるプログラミングスクールを探されたのですね?

仕事をしながら、独学でも、基礎的な勉強はできたのですが、「どこまで習得すれば、Webエンジニアとして就職できるのか?」学ぶ範囲が広過ぎて、分からなかったので、効率的に学ぶために、ITスクールに通おうと思いました。また、独学だと、客観的な、自分の立ち位置、レベル感が分からなかったので、指標があった方が良いと考えましたね。また、インフラ周りの勉強は、自己解決に苦戦し、独学では厳しいと感じることが多かったですね。

 

●「最低内定2社にコミット」しているところが、すごく魅力でした。

――他ITスクールもある中、「無料PHPスクール」に参加してみようと思った決め手は何だったのですか?

ドリーム・シアターさんの「無料PHPスクール」は、「最低内定2社にコミット」しているところが、すごく魅力でした。しかも、Pスク受講生の感想や、卒業生のインタビュー記事で、「就職したけど開発に携われなかった」という記事がなかったので、安心して受講を決めましたね。

あとは、23日間という短期間で、Laravel等のフレームワークをあえて使わないで(※)、生PHPで書いた、オブジェクト指向かつ、MVC式のソースコードが学べることも大きかったです。

※注:学習進捗の速い方には、Laravel+Vue.js(Vue Router/Vuex)によるSPA開発(生PHPから、LaravelとVue.jsによるSPAへの置き換え)にも、挑戦していただいています。

――かなりハードだったと思いますが、「無料PHPスクール」に参加してみて、率直にいかがでしたか?

他の一般的なプログラミングスクールでは、Laravelや(Ruby on) Railsなどフレームワークを使いますが、「無料PHPスクール」では、全てスクラッチで、あえて「生のPHP」に拘り、MVCの設計思想に基づいてアプリケーションを開発しているところが良かったです。基礎知識が高いレベルで身に付く点が良いですね!

「質を高めるために、量をこなす」という考えは、完全同意しますが、写経と課題の量が、半端なく多かったですね(苦笑)。もちろん、そのお陰で、その名の通り「体得」に至るのですが、全くプログラミングをしたことがない方だと、けっこう大変だと思いますね。

 

●お酒を販売するECサイトを作りました。

――面接用の成果物(自作Webアプリ/ポートフォリオ)は何を作ったのですか?

お酒を販売するECサイトを作りました。

●ユーザー側:ログイン(ID/Pass/リマインド)/認証、ユーザー登録、マイページ(編集/退会、購入履歴/レビュー投稿/問合せ)、商品一覧(カテゴリー/フィルター/価格/評価/新着/お気に入り/レビュー/検索/ページネーション)、ECカート(数量変更/削除)、レスポンシブ対応

●管理者側:ユーザー管理(一覧/退会/管理者権限/CSVエクスポート)、商品管理(登録/編集/削除、CSVエクスポート)、売上管理(日別ソート検索/CSVエクスポート)、問合せ一覧

気をつけたことは、当たり前ですが、バグを出さないことです。実装した機能が、ロジック通りに動くことを徹底しました。また、拘ったポイントとしては、バックエンドエンジニアとはいえ、見た目も大事なので、フロント部分もしっかり作ろうと思い、CSSフレームワークのTailwind CSSを使用しました。

 

 

――企業面接はどうでしたか?

最初の頃は、とにかく緊張しすぎて、用意した原稿をそのまま棒読みのような受け答えをしてしまっていました。今思い出しても、笑ってしまうほどの出来の悪さだったかと思います(笑)。それからは、面接回数をこなすごとに慣れていき、受け答えも反射的に回答できるまでになったので、実践あるのみ!って感じで、臨んでいました。

――困った質問はありましたか?

ありました!「自分の部屋に四字熟語を飾るとしたら、何を飾りますか?」という質問があり、正直全然、思いつかなくて、反射的に「一期一会」と言ってしまったんです。でも、そのあと何も言葉が出てこなくて、脇汗が止まらなかったことを覚えています(笑)。

――企業面接の結果はいかがでしたか?

ドリーム・シアターさんから、20社の面接に臨ませて頂き、有難いことに、5社から内定をもらい、現在の企業に入社しました。

――企業を選ぶ上で、拘っていたことがあれば教えてください。

長い目で見た時に、自分が成長ができそうな企業かどうかを第一に考えていました。分からないことがあったら聞きやすい環境なのか、クラウドやAIといった最新技術のキャッチアップや導入に対して積極的なのか、といったところを軸に選んでいましたね。人それぞれ求めることは違うと思いますが、私はこんな基準でした。

――拘っていたことは、面接を受けていく中で、変化していきましたか?

はい、途中、ブレそうになりそうなことがありましたね。エンジニア未経験での就職ですので、どこの会社からも似たような給与提示だったのですが、その会社さんだけは、他の会社さんより、年収が200万円以上高く、正直、相当揺れましたね~(笑)。

ですが、最終的には、今の会社(就職先に選んだ会社)の代表から、「10年後はどの企業よりも高い年収を提示できていると思います」という言葉をもらったことで、我に返りました。

――給与は、当然、大事な要素ですからね。

確かにそうなのですが、冷静に自分の基準を考えたときに、違うなと思いました。勉強会を開催していたり、技術志向なエンジニアが多いと伺っていたので、自分の道は、そっち(自分が一番成長できそうな会社)だなと思いました。最終的には、軸通りに選べたかなと思っています。

――面接をして内定を勝ち取ったわけですが、どこを評価されたと思いますか?

(面接用の)自作Webアプリのお陰で、エンジニアとして働く上での、最低限のスキルはあると評価していただけたのかなと思っています。印象に残っているのは、Webアプリを開発する中で、(Pスクでは学んでいない)Tailwind CSSを使ったところを評価してもらったり、「これだけ作り込めていれば、(仕事を任せても)問題なさそう」と言ってもらえたりしたことが、何回かあったので、手応えはありました!(笑)

――「無料PHPスクール」含め、就職活動に、ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?

想像以上、驚くぐらいに、とにかく「サポートが手厚いというか、密にかつ、迅速に連絡を取っていただけたことです。だから、面接を進める中で、少しでも不安なことは、何でも相談させていただけたので、何も不安なく、内定までいけたのが、本当に良かったです。

 

●3ヶ月目からは、フロントエンドとバックエンド含め、バグ修正や機能追加開発を担当しています。

――入社当初、どのようなお仕事からスタートしたのですか?

今現在も同じプロジェクトを担当していますが、入社当初は、道路や橋脚等の施工を管理するWebシステムの、テストフェーズを担当しました。最初は簡単なテストから任され、徐々に複雑な仕様のテストや、DBにアクセスしてレコードの値を確認する等、少し難易度の上がったテストに携わりました。

テストを担当することで、業務知識や仕様の理解ができ、3ヶ月目からは、フロントエンドとバックエンド含め、バグ修正や機能追加開発を担当しています。

――今の業務に満足していますか?

はい、満足しています。当初2ヶ月間は、テストが続いて、プログラミングに携われるのか、少し不安だったのですが、今は、プロジェクト(システム開発)の流れが分かったこともありますし、上流から下流まで、全て経験積めるのが、この会社の強みなのかなと思います。

――入社後の良い意味でも、悪い意味でも、何かギャップはありましたか?

ギャップではないですが、たまたま入社したタイミングが、テストフェーズの繁忙期で、みんな忙しく、放置的だったのが不安でした。ですが、入社3ヶ月目からは、2週に1回、1on1のMTGをやってもらっているので、安心しています。

先輩方は人柄も良く、想像以上に丁寧に教えてくれるので、本当に感謝しています。こないだなんて、リーダーさんが、午後半日、付きっ切りで、デスクの横で、教えてくれたんです!有難いですよね~。リーダーさんも、自分の仕事があるのに。

――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?

まだ入社して間もないので、向いていると実感する機会は多くはないですが、プログラミングする中、分からないことを都度、調べて解決できたり、言語化して(上司に)質問して、実装できているので、適性がある方なのかなと思っています。何より、プログラミングをやっていて楽しいので、エンジニアに向いていると思います。

――エンジニアとして、ビジネスパーソンとして、大切にしていることは何かありますか?

報連相は、常に意識して、仕事に取り組んでいます。チームで仕事をするので、自分の進捗が遅れると、メンバーの誰かに負担がいってしまい、迷惑がかかるので、そういうことがないように気を付けています。

――エンジニアにとって、プログラミング以外に大切なことって、何だと感じていますか?

報連相を含めた、コミュニケーションスキルでしょうか。特に、分からないことを言語化して、伝える力(質問力)が大事だと感じていますね。

――現在、プログラミング以外に勉強していることは何かありますか?

プログラミング以外ですと、基本情報技術者試験の勉強をしています。会社も取得を推奨しているので、早く取りたいですね。あと、最近、プロジェクトマネジメントに関する本を読んでます。PMやリーダーがどんなことを考えているのかとか、今はピンとこなくても、いつの日かそれが分かって、自分のポジションで活かせると考えています。

 

●もし、辛くなって、諦めようかと悩んだ時は・・・

――ちなみに、根本さんは、小学生の頃、どんな子供だったんですか?

とにかく体を動かすことが好きで、多いときは、球技を3つ掛け持ちでやっていました。あとは、人と同じことをするのが嫌だったので、割と天邪鬼のような性格だったかなと思います。得したことより損したことの方が多い気はしますが(笑)、常に楽しいと感じているので、その考え方は、今も変わっていない気がします。

――今後は、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?

インフラからフロント、バックエンドの全てにおいて網羅していき、要件定義から設計、開発までできるエンジニアになりたいですね。顧客からこんなサービスやアプリを作りたい!と言われた時に、万全のサポートで対応きるようになっていたいです。

――今後、どんな人と働き、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか?

何事に対しても前向きで、挑戦しようというバイタリティがある人と働きたいです。自分は、同じことをずっとやっていると飽きてしまうタイプなので、積極的に新しいことに挑戦していきたいですね。

――ありがとうございました!最後に、これからIT/Web業界に就職しようと考えている「PHPスクール生」に、先輩として、何かアドバイスをお願いできませんか?

「無料PHPスクール」のカリキュラムは、決して楽なものではないと思います。ただ、23日間のカリキュラムを修了することで、得られるものはそれ相応に大きいので、もし、辛くなって、諦めようかと悩んだ時は、「なぜエンジニアになりたいのか」ということに立ち戻ってください。

そして、そこから一歩ずつ着実に進もうと努力してみてください。そうすれば、いつの日か立派なエンジニアになれているはずです!「無料PHPスクール」の恵まれた環境を、活かすも駄目にするのも自分次第なので、是非スクールを最大限に利用して、皆さんの思い描くキャリアを実現できるよう頑張ってください!!

 

  

 

 - Pスク卒業生インタビュー

  関連記事

  おすすめ記事