就職対策Vo.085~最初につまづくと、挽回は難しい

キャリアコンサルタントのサイトウです。今回は、就活を進めるにあたり、基本的なことについて記載いたします。
あなたが就活をする時は、事前に準備をしますよね。
企業が扱っている商品、顧客、売り方をはじめとする、企業研究をすると思います。
また、実際にあなたがどんな業務を担当するのかも、当然調べていくでしょう。
就活は、事前準備でほとんど決まります。
準備不足は、必ず面接で落ちると言って間違いありません。
私も、求職者の方との面接同席がある場合は、事前に徹底して準備をするように指示をしています。
特に、複数の企業を面接する場合は、1社の研究がおろそかになりがちです。
何度も言いますが、準備が不足していると、面接に落ちてしまいますので、気を抜くことはできません。
企業研究の基本は、会社が「何を」「誰に」「どのように販売しているか」を把握することです。
もちろん、他にも知っておくべきことはありますが、最低限、これを抑えておけば、面接で話をすることはできます。
しかし、思わぬところに落とし穴があることもあります。
先日、外国籍のエンジニアと面接同席をした時のことです。
事前の待ち合わせ時刻になっても、本人がいません。
急いで電話をすると、駅の反対口の違う住所に行ってしまったとのことでした。
原因は、思い込みでした。
到着した住所と、会社のHPに記載してある住所が違うにも関わらず、合っていると思ったとのことでした。
結局、20分遅れで面接がスタートしましたが、結果は想像の通り、落ちてしまいました。
候補者は、やる気もあり、経験もありましたので、内定が出る見込みは、十分にありました。
面接に遅刻さえしていなければと考えると、悔しい気持ちになりますよね。
時間を守ることは、当たり前のことですが、企業との最初に接触するタイミングで失敗すると、全てが失敗します。
私自身も改めて教訓になりましたが、何事も事前準備を含め、最初が肝心です。