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卒業生インタビュー

Hope for the best, but expect the worst.

Pスク卒業生インタビューVol.048~地引紫音さん

   

【Pスク82期 地引紫音さん22歳】

 

●「学習期間が短いこと」と「無料(デポジット制)であること」が条件でした。

――地引さんのこれまでの経歴を教えていただけますか?

幼少の頃から、PCが好きで、将来は、Web開発エンジニアになりたいと考えていました。大学に進学後、Progateとドットインストールで、HTML/CSS、JavaScript/jQuery、PHP、MySQLを一通り学び、株式会社ドリーム・シアターの「無料PHPスクール」に入学しました。

――PCが好きだったとのことですが、どうして、Webエンジニアになりたいと思ったのですか?

父がITエンジニアなので、その影響が一番大きいですね。コロナが蔓延してから、リモートで働いているので、やり取りが部屋から聞こえてきます。父親の場合、仕事はほぼ定時で終わっていて、家族や自分の時間に投資できていることを、間近で見ていたので、スキルがあれば、働き方の選択肢が広がると思いました。

――Progateやドットインストールでの学習後は、何をされていたのですか

書籍とYouTubeで、独学していました。ただ、ある時、「果たして、今、学んでいる情報を、自分は正しく理解しているのか」と、不安を感じ始め、「このままだとマズいかも!」とも思いました。だから、知見がある人に教えてもらった方が良いと考え、プログラミングスクールで学ぶことを考えました。

――他ITスクールもある中、「無料PHPスクール」に参加してみようと思った決め手は何だったのですか?

大学生だったので、「学習期間が短いこと」と「無料(デポジット制)であること」が条件でした。あとは、JavaやRubyよりは、PHPを学べるスクールを探していました。他のスクールだと、最低3ヶ月と期間が長く、また、お金も結構かかるので、自分には合わなかったですね。

――かなりハードだったと思いますが、「無料PHPスクール」に参加してみて、率直にいかがでしたか?

「アウトプットの重要性」を学べたことは、大きかったです。独学だと、どうしてもインプットが中心なので、Pスクでは、これまでにない、習得している実感がありました

また、講義や1on1では、口頭ベースで問題ないのですが、メールやチャットで質問することが、苦痛でもあり、大きな学習となりました。「何をしたくて 何で困っているのか」「 何を確認して、何が原因だと推定し、何をしたが、結果がどうなって、何が出来なかったので困っている」といったことを、具体的に記載する必要がありますが、めんどくさいと思いつつも、自分の頭の整理になりましたし、入社後、上司とのコミュニケーションで活かされていると思います。

――面接用の成果物(自作Webアプリ/ポートフォリオ)は何を作ったのですか?

プロテインやサプリメントなど、ヘルスケア商品を販売するECサイトを開発しました。バックエンド機能だけではなく、ユーザー誰もが使いやすいよう、全体のデザインを統一したり、ボタン配置を工夫する等、フロントエンドにも拘りました。また、購入までの流れの中で、なるべく画面数が少なくなるよう実装したつもりです。

●ヘルスケア製品(プロテイン/サプリメント)販売ECサイト開発

⇒ユーザー機能:ログイン/認証(ハッシュ化)/ログアウト、ユーザー登録/マイページ(編集/退会/PW変更/購入履歴)、商品一覧、ECカート、カテゴリー(プルダウン)/検索/ブログ、問合せフォーム
⇒管理者機能:商品管理(一覧/詳細、登録/変更/削除、商品名/説明文/単価/画像/カテゴリー)、ブログ(作成/一覧)売上管理(日別/週別/月別/売上CSV抽出)

 

Web系言語だと、今は単価も良いと思うのですが・・・

――企業面接はどうでしたか?

まったく想定していない質問をされた時は、苦労しましたね。正確な質問内容は忘れましたが、技術的な質問ではなく、コミュニケーションに関する質問で、「思考力」を試されましたね。そこは、一瞬止まりましたが、なんとか上手く乗り越えたように思います(笑)。

――企業面接の結果はいかがでしたか?

12社の面接に行き、4社から内定をいただきました。

――企業を選ぶ上で、拘っていたことがあれば教えてください。

就職にあたり拘ったことは、「自分が成長できるかどうか」「スキルが身につくか」です。システム開発の仕事には、コードを書く仕事と、それ以外の仕事があると思います。私の場合、コードを書かない限り、成長できないと思っているので、コードを書く比率が高い環境=成長できる環境と考えていました。

――最終的に、日本テクノ・ラボ株式会社に入社を決めた理由はなんですか?

猛者揃いのエンジニア集団である会社の、面接時の社長の言葉が印象的でした。あとは、使用するメイン言語が「PHPではない」ことですね。「無料PHPスクール」に参加しながら、すみません。。。(笑)

――どんな言葉が印象的だったのですか?

「10年スパンで、仕事ができるかどうかを考えている」という言葉です。この言葉を聞いた時に、社員を無下に扱ったり、途中で放り出したりする会社ではないな、と感じました。もし、私がやりたい仕事が、会社が求める仕事とマッチしなくても、違うキャリアを提案してくれると感じました。

――なぜ、PHP以外をやりたかったのですか?

正直、こればかりは分からないのですが、プログラミング言語としての将来性ですかね。Web系言語だと、今は単価も良いと思うのですが、私が40歳、50歳になった時に、PHP1本で食っていけるのか、疑問に感じていました。だったら、Windowsなどで使用されている、C言語やC++、C#などをやっていった方が、流行り廃りがなく、安定的かなと思ったんです。

――「無料PHPスクール」含め、就職活動に、ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?

紹介してもらった企業は、自社開発を行っている企業が多く、私の求める企業を紹介してもらえたことですね。日本テクノ・ラボも自社開発企業なので、希望する企業への就職ができたので、感謝しています。

 

(できなさ過ぎて)先輩社員に呆れられないか心配でした(笑)。

――入社当初は、どんな仕事からスタートしたのですか?

ある県庁の職員ID情報を統一するシステムです。職員情報とプリンターのデータが結びついていないため、CSVをマージするデスクトップアプリを開発しています。開発ライブラリは、WPFを使用し、XAML、C#を使用しています。

――入社当初、不安はありましたか?

(できなさ過ぎて)先輩社員に呆れられないか心配でした(笑)。実際に接してみると、優しい先輩で、結果を出さないと怒られるということは、一切ないので安心しました。

――今現在は、どのようなお仕事を担当されているのですか?

現在も同じ業務です。必須機能は、先輩がすでに実装してくれているので、私がやっていることは、グレードアップという感じで、UI+実行モジュールを作っています。

――入社後の良い意味でも、悪い意味でも、何かギャップはありましたか?

想像していたより、皆さん優しいです(笑)。猛者揃いのエンジニア集団で、私の想像では、個人主義な感じで、全て自分でやる、という感じだと思っていたんです。でも実際は、仕事中も雑談しますし、役員の方も、月1回くらいランチに誘ってくれ、先日は、焼肉をご馳走になりました。

――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?

「ロジックを考えるのが楽しい」というところですね。これは最初から変わらない感じがあって、ずっと思っています。難しいということでも、考えていけば、答えがあるので、それを探すのが楽しいですね。

――エンジニアとして、ビジネスパーソンとして、大切にしていることは何かありますか?

自分だけの武器を持つことです。今やらせてもらっているWPFは、社内にスペシャリストがいるので、正直、技術的に超えることは難しく、引き継ぐだけになってしまいます。理想は、社内業務におけるパイオニアになることです。「地引にしかできない!」と言われるような、スキルを身につけていきたいですね。

――エンジニアにとって、プログラミング以外に大切なことって、何だと感じていますか?

人間性が大切だと思っています。先輩からは、スキルも大事だが、困っている人に気づいて、自分から行動できる人間になりなさいと言われています。自分本位ではなく、周りをサポートできるようになりたいです。コードが書けるだけではなく、他のことに目を向ける余裕を持っていきたいです。

――プログラミング以外に勉強していることは何かありますか?

英語を学ぶために、YouTubeを視聴しています。社内に、インド人エンジニアがいて、英語しか話せないんです。その英語は、独特の発音がこもっていて、聞気取りづらい部分があるので、コミュニケーションを取るためにも、慣れたいと考えています。

 

成果物ができれば、必ずエンジニアとして就職できます!

――ちなみに、地引さんは、小学生の頃、どんな子供だったのですか?

本を読むのが、好きでした。図鑑を含め、科学的な本をよく読んでいました。論理的、科学的に証明されている本が好きです。他には、漫画が好きで、これまでに1万冊以上、読んできました。

――今後、どのようなエンジニアになりたいですか?

社内外から、頼られるエンジニアになりたいです!具体的には、スキルを伸ばしていき、「この仕事だったら、地引に頼む!」と言わるくらいですね。

――今後、どんな人と働き、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか?

C#を使い、Unityで3Dをやってみたいです。他には、C言語、C++にも挑戦したいと考えています。スキル以外には、困っている時に手を差し伸べてくれる人と働き、自分もそうなりたいですね。

――ありがとうございました!最後に、これからIT/Web業界に就職しようと考えている「PHPスクール生」に、先輩として、何かアドバイスをお願いできませんか?

「無料PHPスクール」は、学ぶことが多く、大変だと思います。でも、皆さん、決して諦めないでください。成果物ができれば、必ずエンジニアとして就職できます!そのためのサポートも、ドリーム・シアターさんは惜しみなく、やってくれます。これから技術を習得していく中で、得意分野や、自分にしかできないような強みを見つけ、面接を勝ち抜いて、いってください!

 

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