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卒業生インタビュー

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Pスク卒業生インタビューVol.053~チャン・ヴー・ミン・クオンさん

   

【チャン・ヴー・ミン・クオンさん23歳】

●Pascalにハマって、C++と並行して独学を始めました。

――クオンさんのこれまでの経歴を教えていただけますか?

はい!私は、ベトナム南部カントー市出身のベトナム人です。23年3月に、埼玉県にあるIT専門学校を卒業した後、ドリーム・シアターさんのご支援で、神楽坂にあるシステム開発会社に就職しました。今は、システム開発事業部に所属し、PHPを中心に開発しています。

――どうして、Webプログラマーになりたいと思ったのですか?

子供の頃からコンピューターに興味があって、中学3年生の時に、プログラミングに魅了されました。授業で学んだ、Pascalにハマって、C++と並行して独学を始めました。高校3年の時に、高校選抜プログラミングコンテストで、県大会4位入賞(50人中)することができ、将来は、ITエンジニアになろうと決めました。IT専門学校で、情報処理基礎技術を学び、あらためて、自分に合う仕事だと感じました。この仕事で、問題解決能力を活かし、技術の発展に貢献したいと思っています。

――Webプログラマーになろうと決めた後はどうされていたのですか?

どこで働こうかと考えた時に、母国ベトナムではなく、アジアの中で、IT技術が進んでいる日本で働くことを考えたんです。調べていく中で、本格的に行きたいと思ったので、日本語学習を始めました。もちろん、プログラミングの学習も並行し、特にHTML/CSS、JavaScriptに関する深い知識を学ぶために、オンラインや学習教材を活用して、自己学習を進めていきました。他にも、IT技術を扱っているオンラインコミュニティに参加したり、フォーラムに参加したりして、他のエンジニアとの交流をしていました。そして、2019年に来日し、日本語学校に2年間、IT専門学校に2年間通ったんです。

――面接用の成果物(自作Webアプリ/ポートフォリオ)は、どんなことに気をつけたり、こだわりましたか?

重点を置いたのは、ユーザーエクスペリエンスです。使いやすく直感的なデザインを採用し、ユーザーが満足するように努めました。拘ったポイントは、新しい技術を使用することです。開発には、これまでに自分が使用したことのない、新しい技術やツールの導入にも挑戦しました。

●3Dモデル学習サイト(開発期間:2ヶ月、金賞受賞)

使用技術:HTML5/CSS3、JavaScript、Blender、Adobe Premiere

――企業面接はどうでしたか?

初めは緊張しましたが、面接練習を通じて、自信をつけることができました。具体的には、次のような方法を取りました。自己紹介の練習を徹底しました。その流れで模擬面接を行い、面接の流れや質問に慣れるようにしました。
一般的な面接質問を調べて、自分が答えられるようにしていきました。他にも、企業が出している求人情報を調べて、求めている人材の特徴や、企業の価値観や文化についても調べました。苦労した点は、最初の面接では緊張してしまい、自信を持って話すことが難しかったことです。しかし、練習を重ねることで改善していき、自分の強みや経験を自信を持って伝えることができるようになったので、練習を継続して良かったです。やっぱり、面接に臨む前の十分なリサーチと企業研究が欠かせないですね。これを行うことで、心に余裕を持って面接することができると思います。

 

●ドリーム・シアターの就職サポートを受けて、本当に良かったです!

――企業面接の結果はいかがでしたか?

私は、株式会社●●に採用されることができました!非常に嬉しかったですし、Web開発の仕事に就けることが、何よりワクワクしました。エンジニアとして就職ができたことで、自分のスキルを実践で活かす機会ができ、同時に成長する機会を得られました。

――企業との面接が始まる前に、企業を選ぶ上で、拘っていたことがあれば教えてください。

細かい拘りはなかったのですが、大枠としては、Web開発、プログラミングに関わりたいと思っていました。ちなみに、言語への拘りは特になかったですね。

――最終的に、株式会社●●に入社を決めた理由はなんですか?

自分を必要としてくれたことが一番です。そして、Web開発に関連するポジションがあり、やりたいことがやれると思いました。雇用条件も非常に魅力的で、入社を決断しました。

――面接をして内定を勝ち取ったわけですが、どこを評価されたと思いますか?

技術的なスキルと知識が評価されたと思います。特に、Web開発やプログラミングに関する知識と成果物など、自分ができることが上手く伝わったと思います。他には、学習と成長への意欲が評価されたかもしれません。これから、新しい技術やツールを習得していき、常にスキルを向上させたいという思いが、面接官に伝わったのではないでしょうか。

――就職活動に、ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?

キャリアについてのアドバイスがあり、就職活動が上手くいったことです。その流れで、履歴書に関するアドバイスもあり、とても助かりました。そして、本番前の模擬面接があり、慣れることもでき、本番に臨むことができました。その結果、今の会社に就職することができたので、ドリーム・シアターの就職サポートを受けて、本当に良かったです!

 

●問題が起こった時に、それを分析し、解決策を見つけるのが楽しい。

――入社当初は、どのようなお仕事からスタートしたのですか?

入社当初は、PHP(Laravel)、MySQLの基礎構文を復習しました。その後、NPO法人が運営する、音楽レッスンWebサイトの単体テスト、結合テストを担当しました。また、比較的簡単な機能追加も行い、プログラミングにも関わることができました。

――入社当初、不安はありましたか?

初めて就職するので、「業務をする」とはどういうことなのかが分からないということも、不安の一つでした。日本語でのコミュニケーションも不安でした。自分の日本語が伝わるのか、上手くコミュニケーションが取れるのか、そんなことを考えていましたね。

――今現在は、どのようなお仕事を担当されているのですか?

現在も同じプロジェクトなのですが、やっていることが少し変わり、PHPUnitを使用して、テストコードを書いて、結合テストをしています。最初は3名でスタートしましたが、終盤に差し掛かっているため、現在は2名でやっています。

――入社後の良い意味でも、悪い意味でも、何かギャップはありましたか?

働く環境が予想よりも快適で、分からないことは、とても丁寧に教えてくれるので、良いギャップを感じています。本当に感謝です!

――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?

はい、問題が起こった時に、それを分析し、解決策を見つけるのが楽しいと感じることが向いていると思います。大変なこともありますが、エンジニアリングの魅力の一つです。他には、プログラミング自体が楽しいと思いますし、チームワークを発揮してプロジェクトを進めていくことが、何より経験となることなので、この仕事が好きですね。

――エンジニアとして、ビジネスパーソンとして、大切にしていることは何かありますか?

学習と成長を継続することです。技術は絶えず進化しているので、向上心が必要だと思います。後は、コミュニケーションです。協力してプロジェクトを推進することが多いため、これは絶対ですね。情報共有と協力をすることで、チームの目標達成が実現できると思います。

――エンジニアにとって、プログラミング以外に大切なことって、何だと感じていますか?

問題解決能力だと思っています。プログラミングは、あくまで問題解決の手段の一つなので、それ以外にベストな方法があれば、それを選択することが必要です。そして、スムーズなコミュニケーションが取れるように、日本語での業務知識も必要です。

――現在、プログラミング以外に勉強していることは何かありますか?

プログラミング以外だと、日本語の向上に取り組んでいます。仕事で分からないことはメモを取って、後で調べるようにしています。業務後は、動画サイトを観ています。YUYUさんの日本語Podcastが、分かりやすくて勉強になります。

 

継続することで、必ず力が付いていきます。

――ちなみに、クオンさんは、小学生の頃、どんな子供だったんですか?

小学生の頃は、いつも創意工夫を凝らしていたと聞いています。勉強も遊びも全力でした!

――今後は、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?

Webエンジニアとして、より専門的なスキルを磨き、深堀していきたいですね。もちろん、新しい技術やトレンドにも適応できるよう、勉強を継続していきます。

――今後、どんな人と働き、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか?

将来的に、Webプロジェクトを提案し、自己挑戦に取り組みたいと考えています。そのために、共感して協力できる仲間と一緒に働き、新しいアイデアを出したり、技術的な課題解決に向けて、自分を磨いていくことが目標です。

――ありがとうございました!最後に、これからIT/Web業界に就職しようと考えている「PHPスクール生」に、先輩として、何かアドバイスをお願いできませんか?

一番必要なのは、技術に関する勉強をしていくことです。地道なことかもしれませんが、エンジニアとして必要なことで、継続することで、必ず力が付いていきます。私自身がそれを行ってきたので、皆さんもできると思っています。不安もあるとは思いますが、目の前のことを一つ一つやっていけば、目標を達成できると思いますので、頑張ってください!

 

 

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