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卒業生インタビュー

Hope for the best, but expect the worst.

採用企業インタビューVol.029~株式会社ブロードテック

   

【左:株式会社ブロードテック 大屋一社長さま 右:上原和也さん31歳】

●自分が学びたいPHP、DBなどの実践的な技術を学べ、やりたいこととマッチしていたことが大きかったです

――上原さんのこれまでの経歴を教えていただけますか?

大学時代より、実家(自営)のアパレル卸のアルバイトをしながら、俳優(役者)を目指し、劇団で活動していました。大学卒業後1年間、根詰めてやって、芽が出なければ、きっぱり役者の道は諦めようと考えていました。その後、区役所や市役所で、臨時職員として働きながら、特別区(23区)公務員試験の勉強をしていました。母親より、ネット通販事業を何とかして欲しいと相談され、興味本位で、HTML/CSSやPHPを独学で学ぶ中、プログラミングは面白い!楽しい!と没頭し始めました。本格的にプログラミングを学び、IT/Web業界に転職するために、ドリーム・シアター主催の「無料PHPスクール」に入学しました。

――「無料PHPスクール」に参加する前に、プログラミング経験は一切なかったんですか?

約半年間くらい、HTML、CSSを独学で学んでいました。プロゲートやドットインストールを視聴して学び、実家で営業している通販サイトを修正していました。実務経験というわけではありませんが、運用されているサイトの修正を行った経験があります。

――「就職活動はどのように進めていたのですか?また、弊社を知ったきっかけを教えてください。

当時は、区役所や市役所で、臨時職員として働いていたのですが、実家のネット通販サイトの修正をするうちに、独学で学ぶ知識では対応しきれなくなり、プログラミングスクールを探していました。説明会の時点では、技術を身につけるだけの予定でしたが、独学での限界も感じていたこともあり、この際プログラマーに転職して、そこで身につけたスキルを、ネット通販サイトにアウトプットしていこうと決めて参加しました。

――「無料PHPスクール」に参加してみようと思った決め手は何ですか?

最初に目についたのは、自宅からの距離が近かったことです(笑)。また、無料(デポジット制)であることも理由のひとつでした。最終的には、自分が学びたいPHP、DBなどの実践的な技術を学べ、やりたいこととマッチしていたことが大きかったです。

●分からないことは、その場でメモを取り、その日のうちに調べるようにしていました

【Pスク61期 上原和也さん31歳】

――面接用の成果物(自作Webアプリ)は何を作りましたか?

子供服販売ECサイトを開発しました。機能は、ログイン/認証(セッション機能)、会員登録(名前/メールアドレス/郵便番号/住所/電話番号/パスワード/性別/生まれ年)、商品登録機能(参照/追加/修正/削除)、スタッフ管理機能(参照/追加/修正/削除)、ショッピングカート(カート閲覧/数量変更/削除)、サイト内検索です。開発期間は、もう一度スクールに参加していたこともあり、約1ヶ月かかりました。

――面接の練習は、どんな風に行っていましたか?

Pスクの講義の中で、合同で面接対策を行いました。それ以外では、個人で企業研究を行い、想定質問を考えて、自分がどんな経験をして何を学んだかを、幼稚園から思い出して整理しました。最初は思い出せなかったので、エピソードのキーワードを書き出し、長所とリンクさせるようにしていきました。ただし、実際の面接では、面接官とのキャッチボールだと思うので、答えを暗記するのではなく、相手の目を見て真剣に話を聞き、質問に答えるように心がけました。

――面接をして内定を勝ち取ったわけですが、どこを評価されたと思いますか?

評価された点は、2つあると思っています。1つ目は、将来像を明確に持っていることだと思います。入社後は、3年で技術を学び、5年までに顧客折衝を十分やっていけるようになり、マネジメントにも関わっていきたいと伝えました。2つ目は、大屋社長を含めて、他の面接官ともコミュニケーションが上手く取れたことだと思います。

――未経験での面接ということで、苦労したことや、今までと比べて何か変えたことはありましたか?

最初は、面接官からの技術的な質問に苦労しました。相手が話している単語の意味が分からないことがあり、それだと質問の意図も分からないのです。分からないことは、その場でメモを取り、その人のうちに調べるようにしていました。それが習慣化していて、現在でも分からないIT用語を調べて、どういう意味かを、Twitterにアウトプットしています。これは自分の備忘録でもあり、同じ境遇の方の役に立てばと思い、継続しています。

――就職活動に、ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?

いい意味でカリキュラムがハードで、学ぶことがとても多かったことです。他にも、勉強の仕方、考え方、企業研究の仕方、面接への同行、フィードバックなど、勉強と就活のバックアップがとても充実していたことです。

●少しでもこの業界に興味を持っているのであれば、まずは飛び込んでみてください

――株式会社ブロードテックに入社を決めた理由はなんでしょうか?

大屋社長や現場の面接官の方の人柄が魅力的であったところが一番です。他にも、チャレンジできる環境であり、目指しているフルスタックな経験が積めると思いました。他には、大屋社長のこれまでの経歴が、私のやってきたことと少し似ていたことも親近感が湧きました(笑)。この職場で成長できると思い、入社を決意しました。

――入社後、現在はどのようなお仕事を担当されているのですか?

これまでに、下記の業務を行ってきました。現在は、SFTPを使って、テスト環境から本番環境に日時指定した時間で、ディレクトリやファイルを自動転送できるシステムを開発しています。
・SSL証明書の新規取得手続きと更新手続きの代行業務
・自社に対する顧客の評価取得のためのアンケートフォーム作成
・CRMシステム内のフォーム機能を用いたキャンペーンフォームの作成
・官公庁のHP更新業務
※開発技術(PHP(Laravel)/MySQL/JavaScript/Linux)

――未経験でのプログラミング開発ですが、不安はありませんでしたか?

不安ばかりでしたが、それよりもプログラミングを学ぶ楽しさ、また、その手段を使って何を成し遂げることができるのかを考えていました。入社後のことを考えていると、不安よりも向上心の方が勝っていました。実際に入社してからも、皆さんとても親切で、仕事を楽しくできています。今後は、社内で扱っていない技術の習得も視野に入れて、幅広い知見を身につける予定です。

――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?

つまづくことも多いですが、自分なりに考え、うまく機能が実装できたときの達成感は大きく、今後もエンジニアを続けていく糧になっています。また、幅広い知識を求められますが、自分で調べていく中で、多くの知識を吸収できることが楽しいと思えるところもエンジニアに向いていると思います。

――今後は、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?

上司のようなフルスタックエンジニアとなり、どんな業務にでも対応できるようになりたいと思っています。フルスタックエンジニアとしての知識があれば、それを顧客に還元することで、満足度も上げられると思っています。顧客折衝やマネジメントを通してコミュニケーション力も磨いていき、相手の求めることを自然と返せるエンジニアになることが目標です。

――これからIT/Web業界に就職しようと考えている未経験者の方に、何かアドバイスをお願いします。

エンジニアはチャレンジの連続だと思います。未経験からの就職活動はもちろん、入社してから技術面、顧客とのやり取り、マネジメントなど、これからたくさんチャレンジしないといけません。大変だと思いますが、チャレンジして成功したときの達成感はとても大きいです。少しでもこの業界に興味を持っているのであれば、まずは飛び込んでみてください。ずっと考えているのではなく、まずは足を踏み出すことが重要ですので頑張ってください!

●「何が貢献できるか」をスクールに通ったおかげで理解していて、おおまかに自分の長所と短所を理解しています

【株式会社ブロードテック 大屋一社長さま】

――ドリーム・シアターを利用してみようと思ったのは、どんなところですか?

一番最初は、メールで人材情報を頂いたことです。その情報は、他社と紹介の仕方が違い、深く掘り下げていました。これまでの経歴をはじめ、地頭がいい、悪いなど、人材の深いところまで紹介しているので、面接をしてみたいと思いました。

――ドリーム・シアターから応募する求職者の印象について教えてください。

一般的な、「頑張ります」「やる気があります」ということは当たり前で、どの候補者も一緒です。ドリーム・シアターさんから紹介された人材は、「何が貢献できるか」をスクールに通ったおかげで理解していて、おおまかに自分の長所と短所を理解しています。この情報は、人材情報紹介文にも書いているので、ほとんど一致しています。このような仕組みがあることは、受け止め方にもよりますが、企業側の一方的な見立てと、ドリーム・シアターさんの見立てで、総合的に評価できるところがいいですね。

――ドリーム・シアターを利用されていかがでしたか?

通常は、求人広告を見て自社に直接応募してくる人材の方が、入り口の評価としては高いと感じますが、ドリーム・シアターさんは、あくまでPHPスクールなので、通常の紹介会社とはビジネスモデルが違うと考えています。単純にだれでも人材を紹介している会社とは、信頼度が違います

●伸びしろを見ています

――御社の未経験者採用のポイントはどんなところですか?

これまでに新卒が3名入社していて、中途採用で未経験者は、上原さんが初めてです。職種にもよりますが、本音は地頭は基準にはしたくありません。ポテンシャルが高いのは当たり前で評価しないといけないですが、それ以外下記の項目に加えて伸びしろを見ています。
・キャリアプランに対してロジックがちゃんとできているか
・自分が商品として評価できているか
・SWOT分析までできているか
・ストロングポイントがあるか
・ウィークポイントを自分でどうカバーしているか
・経験者と比べて、未経験者の方がメリットがあることをアピールできるか

――実際に採用された、上原さんの面接での印象はいかがでしたか?

バランスの取れた、万人受けする非常に高い評価をしやすい人という印象です。また、採用のポイントであるウィークポイントを克服するPRをしてきたことはプラスの評価です。ただし、それは克服する必要はないと考えていて、長所を伸ばすことに時間を費やした方がいいと話をしました。そこにコストをかけるのは時間がもったいないことを説明して、納得されたので採用しました。

――上原さんの現在のご状況はいかがですか?

実際には、実務管理を現場のマネージャーに任せているので、直接は見ていませんが、一生懸命にやっていると報告を受けています。ただ、現段階では、直接収益につながっているわけではないので、今度どのように活かせるかを探している状況です。これから多くの技術を学び、どのような形で貢献できるのかが大事になっていきます。

●クライアントをはじめとするステークホルダーが、ブロードテックと関わったことを誇れる企業になる

――御社の事業について教えてください。

ITサービス、Webソリューションを行っている、設立して37年の企業です。顧客としては、自治体や官公庁が多く、HP制作やサイト制作を行っています。他にも民間企業のコーポレートサイトを受託して開発もしています。「モノ・コト」論で考えると、コトを売っています。つまり、サービスを売っている、サービス業なのです。顧客は、ブロードテックのサービスを通して、コトを体験して、ベネフィットを得られたかを差別化していくのです。お客様はマニュアル化して利用しますが、弊社のサービスにマニュアはありません。当然ながら、お客様によって仕事が異なるからです。私は、「必要として存在する。お客様に必要とされる人材たれ。」と社員にいつも伝えています。

――御社で働く魅力はどんなところでしょうか?

若くて経験の浅い人が入社した場合、最初の頃は、プロジェクトの全容は見えないと思います。当社は、SESではないので、上流から下流までをワンストップで経験できることが魅力です。だからこそ、業務の中で、ウィークポイントやストロングポイントを把握しやすく、売り上げに貢献できたかどうかが分かりやすいのです。ワンストップでサービスを経験できることは、とても重要なことだと思います。

――御社の強みや特長は何でしょうか?

37年の歴史がありますので、既存顧客の信頼があることが強みです。また、協力会社とのパートナーシップも強く、10年以上のお取引きがある企業が多いですね。その反面、中堅社員がマンネリ化してよくないことも課題として残っているのも事実です。また、お客様の90%以上が一部上場企業であり、他にも東京都などもお客様です。通常は、当社の規模では難しい直取引も、信頼の積み重ねで実現しています。長いお付き合いの中から、顧客のニーズやユーザーのニーズを直につかみ取って、ソリューションを提供できることが当社の強みとも言えます

――御社の制度や働き方など、採用に当たってアピールしていることはありますか?

当社は、理系文系問わずに採用しています。システム部門の人材は文系出身ですし、ロジック次第では、理工系の発想ができることもありますので、優秀なエンジニアになれると思っています。また、勉強してきたことが、今後のキャリアと一致しなくても、何かしらに活かすことができれば、それが武器になるでしょう。その人の価値観を尊重しています。当社は、成長期のベンチャー企業ではないので、どういう働き方をしたらいいかを考えてもらい、働く人が希望する働き方を叶えられるように、公私のバランスと価値観を尊重しています。

――今後の御社の目標や展望を教えてください。

当社のHPに記載してある、企業理念に書いてある通りです。「クライアントをはじめとするステークホルダーが、ブロードテックと関わったことを誇れる企業になる。」関わったことが誇りになること、そういった存在であり続けることが目標です。売り上げやビジネス領域の拡大、無理に社員を増やそうとは思っていません。目指しているのは、「質の拡充」で、自社の質を上げていくことが必要です。それにより、紹介者の顔に泥を塗ることもなく、「なかなかやるね」の言葉をもらい、当社と関わったことに誇ってもらうことが一番です。ブロードテックとしての、ブランド力の向上を最大の目標としています

――最後に、就職/転職に悩むIT/Webエンジニア志望者にメッセージをお願いします。

エンジニアは、一言でいうと、技術者であり、職人であり、スペシャリストです。それを目指すからには、組織や社会にとって、他に変わりようがないような人材になっていただきたいと思います。そのためには、自分の魅力はどこなのかを明確にした方がいいですね。これからの社会では、技術者であっても、マーケティング視点をどこかに持たれた方がいいでしょう。技術だけで評価されなくなった場合に、何が残るかを考えて行動していくことが大事だからです。大事なのは、「就社」ではなく、「就職」するということ。エンジニアになることが大事なのではなく、そこで何者になるのかを、ちゃんと考えて就職してほしい思います。考えているなら、行動してみましょう!

【編集後記】
上原さんは、Pスク参加当初、前職に在職中でしたので、平行してPHPを学ぶことは大変だったと思います。実際に、卒業後は、理解度が思うレベルに達していないということで、再度参加をされています。2度目の参加では、最初に理解できなかったことも理解できるようになったそうで、スクールの授業と並行して成果物を作っていました。また、困っている同期の参加者をフォローするなど、積極的に取り組んでいる姿が印象に残っています。時間をかけてPHPを理解したこともあり、面接本番では、自信も持って臨んでいました。結果、株式会社ブロードテックから内定を取得し、現在はフォームの作成やHPの更新などを担当しています。上原さんは、誰に対しても腰が低く、謙虚な姿勢と笑顔で接するので、お客様と接する場にも、自信を持って紹介できると思います。上原さんの目指しているフルスタックエンジニアになるために必要な環境は、ブロードテックに揃っていますので、挑戦を続けていき、目標のフルスタックエンジニアとなってほしいと思っています!応援しています!

株式会社ブロードテックは、37年目を迎える、IT/Web業界では老舗企業です。事業内容は、ITサービス、Webソリューションで、お客様の90%以上が一部上場企業で、安定した売り上げを上げています。一番の強みは、長年積み上げてきた信頼関係で、中には30年以上のお付き合いのある企業もあるそうです。お客様の中に自治体や官公庁が多いのは、これまでの信頼関係と安定した財務基盤があるからです。大屋社長は、元々芸能界出身ということもあり、メディア業界の仕事もあります。一見すると、派手で眩しく見えるかもしれませんが、全ては地道に積み重ねてきた信頼関係があってこそなのです。企業としては、新卒社員も採用しており、社員の年齢バランスも取れています。今後は、ブロードテックとして質を上げ、さらにブランド力を上げていくことが目標です。上流から下流までを経験できる環境だからこそ、貴重な経験ができるはずです。決して受け身な姿勢では通用しませんが、向上心を高く持っている方にはピッタリな企業です。我こそはという方は、ぜひ挑戦してみてください!!

募集職種: Web開発エンジニア(PHP(Laravel)/JavaScript)
仕事内容:

Web制作の企画・設計・進行管理・運用・品質管理を中心とした実装ディレクションを行っていただきます。経験の浅いうちは、先輩社員に教わりながら業務を進めてください。

<求める人物像>
・キャリアプランを考えている
・自分が商品として評価できている
・SWOT分析までできている
・ストロングポイントがある
・ウィークポイントを自分でどうカバーしている
・経験者と比べて、未経験者の方がメリットがあることをアピールできる

システム環境: PHP(Laravel)/MySQL/JavaScript/Linux
給与: 月24万円~+時間外手当(みなし残業月15時間超過分)+賞与年2回
就業時間: 10時~19時(実働8時間)
休日: 週休2日(土/日)、祝日 、GW/夏季/年末年始、有給/特別/慶弔/育児休暇
会社名: 株式会社ブロードテック
URL: https://www.broadtech.co.jp/
事業内容:

●Webサイト構築・運営サービス
●コンテンツ制作、システム開発(CMS/レスポンシブデザイン/アクセシビリティ)
●サーバホスティング、クラウドサービス(サーバ運用管理/AWS運用サポートなど)
●IT・セキュリティコンサルティングサービス
●デジタルメディアプロダクツ企画制作(映像/音楽/DTP)
●イベント・プロモーションサービス(キャンペーン事務局/イベント/SPサービス)
【主要取引先】
コーセー(グループ各社)、日立ソリューションズ、セイコーソリューションズ、メモワール(グループ各社)、テレビ朝日(系列各社)、ヤマノ(グループ各社)、電通(グループ各社)、博報堂、アサツーディ・ケイ、オリコム、サイバーエージェント、スパイスボックス、モードツー、内閣府、総務省、厚生労働省、防衛省、東京都、(一部)

設立: 1983年1月19日
資本金: 1,500万円
所在地: 〒153-0062 東京都目黒区三田1-11-1 YTタナカビルディング
最寄駅: JR、東京メトロ「恵比寿駅」徒歩7分
代表者: 大屋一(原宿ホコ天で人気を博したパフォーマンスグループ「ストリート・ファイター」のメンバー)
社員人数 15名(平均年齢35歳、男女比率7:3)

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