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卒業生インタビュー

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Pスク卒業生インタビューVol.003~近藤拓哉さん

   

【Pスク61期 近藤拓哉さん24歳】

――カンタンに、自己紹介をお願いできますか?(これまでの経歴)

大学では、構造力学(強度/剛性の数値解析)を専攻していました。実験には、シミュレーターを使うことが多く、FORTRANやC言語で、既存ソースの修正をしていました。卒業後、同大学院への進学が決まっていましたが、「実現したいことをプログラミングで解決する」ということに面白みを感じ、「誰かが求めている実現したいことをプログラミングで実現したい」と思い、進学を辞退し、オンライン学習サイト(progate)でのプログラミングの勉強や、応用情報技術者試験対策(取得済み)、上京資金を貯めるための短期アルバイト(スマホ決済サービスの飛込み営業)をして、2019年1月に、株式会社ドリーム・シアター主催の無料PHPスクールに入学するため、上京してきました。

――どうして、IT/Webエンジニア(プログラマー)になりたいと思ったのですか?

大学の卒業研究で、計算シミュレータの高速化をしていた時に、考えをプログラムすることに面白みを感じ、本格的に学んでいきたいと思いました。使用していたのは、FORTRANやC言語でしたが、そこまで突き詰めていきたいとは思いませんでした。

――IT/Webエンジニア(プログラマー)になろうと決めた後はどうされていたのですか?

地元の愛知県で、短期アルバイト(スマホ決済サービスの飛込み営業)をしていました。上京するための目標金額を設定し、期間を決めて働いていました。勉強面では、応用情報技術者試験に合格するため、参考書を購入して計画を立てて勉強し、予定通り3ヶ月間で合格することができました。

――「無料PHPスクール」を知ったきっかけは何だったのですか?

東京での就職を考えていたので、就職先が決まる前に上京しました(笑)。今考えると調べてからでも遅くはなかったと思いますが、きっとこの行動が分かれ道だったのだと思います。上京後は、ネットでプログラミングスクールを探していたところ、未経験者でも短期間で就職することができるという内容に惹かれて、通うことに決めました。上京してからはアルバイトをしていなかったので、資金も最低限しかなく、余裕があるわけではありませんでした。

――他ITスクールもある中、「無料PHPスクール」に参加してみようと思った決め手は何だったのですか?

一番は、短期間でIT/Web業界の企業に就職ができることです。他のスクールは、3ヶ月間が多かったのですが、資金面も含めて私には長かったのです。勉強と就活に集中するために、アルバイトは考えていなかったので、短期で就職することを望んでいました。

――かなりハードだったと思いますが、「無料PHPスクール」に参加してみて、率直にいかがでしたか?(良い点・悪い点)

良い点:23日間という短期間なので、集中しなければいけないところが大変でしたが、その反面では、集中して学べるところが魅力です。
悪い点:就活に関してだと、有難いことに、企業との面接数が多いので、事前準備である企業研究が大変です。そのためには、早め早めの準備が不可欠です。

――面接用の成果物(自作Webアプリ/ポートフォリオ)は何を作ったのですか?(誰が使うどんなシステム、どんな機能を盛り込んだ、気をつけたことや拘ったポイントは?)

Pスクで習ったことの集大成としてショッピングサイトを作りました。日本の少子高齢化社会を考えて、健康をテーマに考えました。

●高齢者向けフィットネス用品ECサイト開発 機能:ログイン/認証、新規登録、予約状況表示、予約機能、メッセージ機能

――企業面接はどうでしたか?(面接練習はどんな風にした?苦労したことは?今までと比べて変えたことはありましたか?)

面接練習自体は、スクール中にやった合同面接練習だけです。そこでイメージが掴めたので、本番に臨みますが、実際の面接では緊張もあり、言いたいことが言えないこともありました。最初に受けた企業からは、質問が多く、言葉に詰まることもありましたが、今考えるとそこで気が引き締まり、面接の進め方について準備をするようになりました。

――企業面接には何社行って、結果はいかがでしたか?(内定何社?)

20社との面接をさせていただき、13社から内定をいただきました。

――どんな基準で、企業を選んでいましたか?

私は、開発だけではなく、将来的に顧客折衝や設計もできるようになりたかったので、その工程を一貫してできる企業を探していました。

――最終的に、株式会社アイソプラに入社を決めた理由(入社の決め手)はなんですか?

一番の決め手は、先輩社員が実際にどういう仕事をしているかを、詳しく教えてくれたので、入社後の具体的なイメージが持てたことです。1次面接に技術担当者が来てくれたので、今やっている業務内容を具体的に聞けました。私が求めている、フルスタックエンジニアになれる環境があると思い入社しました。

――面接をして内定を勝ち取ったわけですが、どこを評価されたと思いますか?

就活中に目標の資格を目指して勉強し、1発合格したことや、比較的勤勉なところかもしれないです(笑)。

――「無料PHPスクール」含め、就職活動に、ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?

良かった点は、企業との面接をたくさん入れてくれるところです。実際に大変でしたが、自分で就活をしていたら、20社との面接はとても大変だったと思います。アルバイト以外では、企業との面接経験がなかったので、緊張することも多かったのですが、面接が進むにつれて、良い意味で慣れていき、自分の言葉で話ができるようになりました。

●技術力が高いだけでなく、お客様のニーズが汲み取れるような力を持ったエンジニアになりたいと思っています

――入社当初は、どのようなお仕事からスタートしたのですか?

入社後3ヶ月間は、社内研修期間でしたので、教本を渡されて、Javaを勉強していました。その後は、税関のエックス線検査システムの中継システムを作っています。作業内容は、既存システムの機能を改修しています。メンバーは、私を含めて6名でやっていて、8ヶ月間のプロジェクト期間です。ちなみに開発言語は、C言語なので、勉強しながらやっています(笑)。

――実務未経験ということで、入社当初、不安はありましたか?

入社後の研修もありましたし、Pスクで学んだこともあるので、多少の不安があるくらいでした。とはいえ、未経験だったので、仕事ができるかどうかの不安はありました。

――今現在は、どのようなお仕事を担当されているのですか?プログラミングとそれ以外の比率はどんな感じですか?

現在の仕事は、税関の荷物仕分けシステムの、仕分け制御の部分を開発しています。2ヶ月間設計を行い、2ヶ月間プログラミングといった感じです。それから、残りの期間は単体テスト、結合テストを行い、余裕があれば別のシステムをフォローする予定です。

――入社後の良い意味でも、悪い意味でも、何かギャップはありましたか?会社に対して、業界に対して、面接時の印象と、入社してから感じる、社内の雰囲気(社風)に違いはありますか?

意外だったのは、プログラムを書いている時間と一緒くらい、設計等の書類を書いている時間も多いことです。今は、改修がメインなので、前回の設計書を参考に修正していいます。実際の書き方は、見よう見まねでやり、先輩からフィードバックをもらっています。ちなみに、社内の雰囲気は、入社前に感じたことと同じで静かな雰囲気です。

――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?

あります。それは、分からないことがあったら、分かるまで調べたりする時です。そのままにしていると、モヤモヤして気持ち悪いのです(笑)。

――エンジニアとして、ビジネスパーソンとして、大切にしていることは何かありますか?

なるべく簡潔な説明ができるように心がけています。何かを伝える時や、質問する時は、相手に分かりやすく伝えられるように意識しています。まだまだ説明する力が足りないので、書籍を購入してトレーニングをしています。

――エンジニアにとって、プログラミング以外に大切なことって、何だと感じていますか?

私が考える大切なことは、説明する力です。業務中、相手に伝えたいのですが、上手く伝わらなくて、歯がゆい思いをする時があります。入社時に比べると、少しずつ改善はされていますが、もっと意識して行動していく必要があると考えています。

――プログラミング以外に勉強していることは何かありますか?

入社時に社内研修で、課題に関してのプレゼンがありました。その際に、もっと分かりやすく説明するための力が必要だと感じたので、そういう書籍を読んでいます。プログラミングに関しては、Javaのシルバー取得するために勉強をしています。

――近藤さんは、どんな子供だったんですか?

小さい頃は、虫取りが好きで、カブトムシが一番大好きでした。大人になった今は、触るのさえ躊躇するのですが・・・(笑)。

――今後は、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?

技術力が高いだけでなく、お客様のニーズが汲み取れるような力を持ったエンジニアになりたいと思っています。そのためには、お客様の業務を知ることが必要で、信頼されるためには、相手に説明ができる力も必要だと思います。

――今後、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか?

今やっている開発は、フレームワークをあまり使ったりしないので、最近主流のフレームワークを使った開発をしてみたいですね。PHPだと、CakePHPをやってみたいです。基礎的なことも大事ですが、フレームワークを使えるようにもなりたいです。

――今後、どんな人と働いていきたいですか?

自分自身は少しネガティブなところがありますので、その逆の人、つまり仕事に対して前向きな人と一緒にやってみたいです。ネガティブすぎる人だと、負のスパイラルに入ってしまうので、それは避けたいです(笑)。

――ありがとうございました!最後に、これからIT/Web業界に就職しようと考えている「PHPスクール生」に、先輩として、何かアドバイスをお願いできませんか?

面接用の成果物は、面接してくれる人を意識して、見た目にもこだわったほうがいいと思います。私は実際の面接で、成果物を人に見せるのだから、見た目にこだわった方がいいと言われた経験があります。基礎機能も大事ですが、特にWeb系を目指す人には、フロントを意識した開発が必須だと思います。面接本番では、企業との面接の数をできるだけ多く受け、練習を積むことが大事です。不安もあるかもしれませんが、Pスクで学んだことをカタチ(成果物)にして、事前に面接の練習をしてから本番に臨めば、未経験の人でも就職できるはずです。細かいアドバイスは、Pスクで教えてくれるので、安心してチャレンジしてみてください!

 - Pスク卒業生インタビュー

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