Pスク卒業生インタビューVol.022~山本正敏さん
【Pスク76期 山本正敏さん24歳】
●短期間(23日間)でPHPを学べるという点と、スクール代が無料(デポジット制)という点です。
――山本さんのこれまでの経歴を教えていただけますか?
担当教授から「問題ない」と太鼓判を押され、大学卒業後、大学院に進学予定でしたが、卒業間際の2月末に、まさかの不合格通知で、2020年3月より、就職活動を開始しました。
当時、コロナの影響が見通せない状況で、会社説明会が中止になったり、採用自粛が続き、苦戦しましたが、そもそも、「自分は何がやりたいのか」を考える中、過去、ITの資格を取得したり、PCに関わる仕事がしたいとの考えに至り、PHPとJavaを中心に、プログラミングの独学を始めました。
――どうして、IT/Webエンジニア(プログラマー)になりたいと思ったのですか?
転職活動中にどんな仕事がやりたいのかと考えている中で、社会のIT化に伴い、エンジニアの需要が高まっていることを認識し、興味を持ちました。
また、過去には、大学でプログラミング(HTML、CSS)の授業を選択していたこともあり、改めてプログラミングをやってみようという気持ちになりました。
――IT/Webエンジニア(プログラマー)になろうと決めた後はどうされていたのですか?
すぐに独学で勉強を始めました!
まず、Web上の動画教材を参考にしながら、HTML、CSS、JavaScriptを勉強していました。最初は、動画と同じように、教材のWebページを模倣して作成し、その後、オリジナルのWebページを作りました。
さらに、サーバーサイドの言語も勉強したいと思い、PHPとDBについても勉強を開始しました。動画サイトは、ドットインストール、Progate、Udemy、有料の有料版を使ってひたすら勉強していましたね。
――「無料PHPスクール」を知ったきっかけは何だったのですか?
PHPを独学で勉強しつつ、スクールも並行して探していました。
独学で勉強することが苦ではなかったのですが、3ヶ月後には就職する、という目標を設定したこともあり、1日でも早くスキルを上げて、面接に挑戦する必要がありました。
――他ITスクールもある中、「無料PHPスクール」に参加してみようと思った決め手は何だったのですか?
私が求めていた条件にピッタリでした(笑)!短期間(23日間)でPHPを学べるという点と、スクール代が無料(デポジット制)という点です。
これに加えて、就職支援もあり、文句なしですね。具体的には、成果物を作った後は、面接対策があり、第3者からのアドバイスをもらった上で、面接に臨むことができます。
一人ではなく、サポートが充実していることもあり、迷いなく参加を決めました!
●企業が求める人物像は、何なのかを考え、それに当てはまる自分の部分をアピールできるよう準備していました。
――かなりハードだったと思いますが、「無料PHPスクール」に参加してみて、率直にいかがでしたか?
良い点:現場で使えるスキルを短期間で一気に学べることです。技術の学習から面接までにスピード感があり、かつ、中身が充実していて、期間中にハードだと感じることはありますが、高いモチベーションを維持しやすく、僕には短期集中型の本スクールが合ってました!
悪い点:全くプログラムの仕組みを理解してない状態だと、最初は学習が大変かもしれません。できれば、スクール参加前に、基本的な文法や用語を学習をしておくのがおススメです。
――面接用の成果物(自作Webアプリ/ポートフォリオ)は何を作ったのですか?
意識したこと:面接用の成果物ではなく、実際にリリースするつもりで制作しました。一般ユーザーが使いやすいように、デザインをはじめ、商品の並べ替え機能は、評価や価格などで絞りやすくしました。
大変だったこと:センスの問題もあるとは思いますが、デザイン面です(笑)。他には、いいね機能を実装することが大変でした!Pスクでは習っていないので、自分で調べて、自分の成果物に合わせてソースコードを修正して実装しました。
●訳あり食品(在庫処分/賞味期限間近/ふぞろい/つぶれ)ECサイト開発
機能:ログイン/認証/ログアウト、新規登録/編集/退会、商品登録/在庫管理(賞味期限後、自動非表示)、商品検索/ソート機能、在庫管理連動ECカート/商品レビュー/お気に入り、購入/出品/売上履歴、ページネーション/レスポンシブ対応、問合せフォーム
――企業面接はどうでしたか?面接練習はどのように行い、苦労したことはありましたか?
面接前には、実際に想定される質問に対して回答を準備し、繰り返し本番をイメージしてロープレ練習していました。
ただの練習ではなく、本番で通用する問答を考えて準備しました。企業が求める人物像は、何なのかを考え、それに当てはまる自分の部分をアピールできるよう準備していました。
ただ、採用後に双方が不幸になっては意味がないので、無理やり寄せたり、嘘は言わないようにしました。
――企業面接には何社行って、結果はいかがでしたか?(内定何社?)
5社との面接を行い、内定を頂いたSTFに入社を決めました!
――どんな基準で、企業を選んでいましたか?
特に業界(Web系/業務系)や、業務に使用する言語に拘りはなかったので、面接で企業と話した時の感触で決めていました。
最初は形式的になりがちですが、お互いマッチすると、会話が盛り上がるイメージです!
――最終的に、株式会社STFに入社を決めた理由(入社の決め手)はなんですか?
一番は、会社の雰囲気が好印象だったことです。初回の面接時に、対面で社長と話しをすることができ、会社のことや働く環境のことなど詳しく聞くことができ、働くイメージが湧いたんです!
会社はアットホームで自由な印象でしたね。社長は現役のエンジニアであり、経営者でもあります。社長が社員からエンジニアとして尊敬されている姿をみて、一緒に働きたいと思いました。
この会社なら、技術力を高めつつ、安心して長く働けると思いました。
――面接をして内定を勝ち取ったわけですが、どこを評価されたと思いますか?
おそらく面接用成果物だと思います。成果物が、一定の基準に達していると判断していただき、技術的な合格がもらえたのかと予想してます。
――「無料PHPスクール」含め、就職活動に、(株)ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?
就職活動のサポートをしていただけた点です!業界については、知らないことが多かったのですが、講義の中で、実務経験者である講師の話を聞く機会もあり、自分の働く姿が想像できて良かったです!
また、未経験からのエンジニア転職になるので、面接用成果物の制作や、企業との面接に不安がありました。
それをサポートしていただけたのは、とても力強かったです!面接に対してのノウハウがあるので、事前に練習もでき、企業情報も把握した上で面接に臨むことができ、アピールポイントを上手く伝えることができました。
●興味を持たれたからには、まず、チャレンジして行動することをおススメします!
――入社当初は、どのようなお仕事からスタートしたのですか?
銀行の基幹システムのマイグレーション案件に参画しました。具体的には、メインフレーム(COBOL/アセンブラ)で動いていてシステムを、サーバー上に移行します。
マイグレーションするにあたっては、業務処理の言語を新しくする必要があるので、そのための言語変換ツールを「Pearl」で開発しています。
3ヶ月間のPJで、社長と同じ現場に入り、10名のチームでした。
――入社当初、不安はありましたか?
不安はありましたね(笑)。働き方がリモートワークだったので、上手に質問できるかどうかが不安でした。実際は、最初慣れるまでは苦労しましたが、先輩が電話やチャットでフォローしてくれたので、助かりました。
社員は20名と少人数ですが、その分、コミュニケーションが活発なイメージですがありますね!
実際も、個人が自由に伸び伸びと働ける環境で、結束力がある雰囲気です。
――今現在は、どのようなお仕事を担当されているのですか?プログラミングとそれ以外の比率はどんな感じですか?
現在は、現場こそ違いますが、以前と同様、金融系マイグレーション案件です。まだスタートした段階ということもあり、事前調査やテストの仕事があり、プログラミング3:その他7くらいの割合です。
事前の調査では、変換前の言語の切り出し方や、全体の進行を計画しています。今回は、15名のチームの中に入り、期間は2年以上あります。
――入社後の良い意味でも、悪い意味でも、何かギャップはありましたか?会社に対して、業界に対して、面接時の印象と、入社してから感じる、社内の雰囲気に違いはありますか?
会社に対してのギャップはないですね!面接時には、会社のことを聞いたので、想定通りでした。
ギャップというわけではないかもしれませんが、この業界では、コードを書く時間が多いイメージでしたが、実際はそうではなく、設計書や資料を作ることが多いのは意外でした。
もちろん、現場によって変わると思います。現在は、開発以外の仕事が多いのですが、貴重な経験なので、早くできるようになりたいです。
――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?
変化が好きなのは、エンジニアに向いてるかもしれないですね。IT技術は、日々進化してトレンドが変わっていきますよ。
現在使用している技術より、優れた技術が存在したり、現場が変わると新しい技術の習得が必要になることもあります。
私は、新しい技術の特徴を知ったり、技術を比較するのが好きで、面白いと思うのです。また、新しいものに触れることが好きなので、環境の変化に対応が強いられるエンジニアには向いてると思います。
同じことをしていても、刺激がなくなって退屈になってしまうのです(笑)。
――エンジニアとして、ビジネスパーソンとして、大切にしていることは何かありますか?
論理的な思考を持って業務を進めることを大切にしています。エンジニアの仕事は、バグとの戦いでもありますので、バグを発見し、原因を追究して解決するためには、論理的思考が不可欠だと実感しています。
「なぜバグが起こっているのか」、「どうすれば解決できるのか」を順序立てて冷静に考えることが必要です。
また、システム開発は論理構造がしっかりしており、設計工程や仕様書の作成など、的確に意図や要望を伝えるために論理的思考能力が必要なのです。
難しいことではありますが、感覚で業務を進めないよう、根拠や筋道を立てるように意識しています。
――エンジニアにとって、プログラミング以外に大切なことって、何だと感じていますか?
一番は、コミュニケーション能力だと思います!システム開発はチームでの作業なので、他のメンバーに状況説明や意見を述べたり、自分が意見を聞いたりする場面が多々あります。
そのため、明確に分かりやすく相手に伝える能力や、相手の伝えたいことを引き出す能力、相手の伝えたいことを把握する能力が大切だと感じてます。
もちろん技術も大切ですよ!でもそれだけでは仕事ができないことも事実だと思います。
――プログラミング以外に勉強していることは何かありますか?
スタディサプリを活用して英語を勉強しています。やはり、英語は必要なのですよね(笑)!エラーは英語なので、理解できれば、よりスピードも上がるので、継続していきます。
――ちなみに、山本さんは、小学生の頃、どんな子供だったんですか?
よく友達と放課後に外で遊んでいました。アウトドア派でしたね!
――今後は、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?
現場で頼りにされるエンジニアになりたいです!今は、先輩にサポートをしていただきながら仕事をしていますが、もっと経験を積んで、いずれは責任のある仕事を任される、エンジニアに成長していきたいです。
社内にいるのですが、10名、20名のチームを束ねているリーダーに憧れます!
全体のスケジュール設計や、業務設計などの上流工程に携わっていきたいですね。
――今後、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか?
チームを率いていくリーダーを目指します!メンバーを率いて、プロジェクトをマネジメントするなど、責任がありますが、やりがいも大きく、キャリアを形成する上での貴重な経験になるはずです。
そのためには、目の前の業務を全力で取り組んでいくことです。
――今後、どんな人と働いていきたいですか?
自分よりも、エンジニアとして、ビジネスパーソンとして能力が優れている人と働きたいです!
今の環境もそうなのですが、そのような方が周りにいるので、早く追いつきたいという思いでいます。
常に自分よりレベルの高いエンジニア、ビジネスパーソンと共に働くことで、自分もその姿になれるよう、ステップアップしていきたいですね!
――ありがとうございました!最後に、これからIT/Web業界に就職しようと考えている「PHPスクール生」に、先輩として、何かアドバイスをお願いできませんか?
もし、エンジニアの適性があるかどうかが分からなくても、少しでも興味があるなら、ぜひ挑戦してみてください!
Pスクの講義内容は、初心者でも分かりやすい内容なので、ついていけないという心配は不要なので安心してください。
業務は、やっていく中で覚えて経験し、気づくことがたくさんあります。興味を持たれたからには、まず、チャレンジして行動することをおススメします!