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卒業生インタビュー

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エンジニアとして年収を上げるにはどうしたら良いのか

   

サラリーマンであれば日々、給料に対する悩みを持たない方はいないと思います。ただ愚痴っているだけでは当然給料が上がることはありません

ここで真面目に給料を上げるにはどうすればいいか?を考えて見ることにしました。

給料を上げたければ利益をあげれば良い

エンジニアとして5年近く仕事をしてきました。その間エンジニアの能力ってなんだろうなあと考えてきました。

エンジニアの能力としてスキルを上げる方は多いと思うのですが、私がぼんやりと思っている結論は「そのエンジニアがいることでどれだけ利益をあげられるか」です。

会社としては利益を上げるために存在しています。また従業員の存在意義も直接であっても間接的であっても利益をもたらすためです。

そうなるとエンジニアであろうが営業であろうが他の職種であっても「利益を上げる」という目標は同じだと思い、優秀なエンジニアの定義もこれに集約できるのではないかと思いました。

給料を上げたければ単純に利益をあげられる人材になればいいと思います。

スキル自体は手段であって目的ではない

エンジニアとして真面目な方であればスキルアップをして給料をあげよう!と考える方が多いでしょう。

(そもそもスキルの定義も難しいのですが、ここではそれをちょっと横においておきます(汗))

スキルアップ=給与のアップのように考える方は多いですし、一般的にスキルアップが給料に結びつくことは多いでしょう。

大筋では間違いではないと思いますし、スキルと給与はほぼ相関関係にあるのではないかと思います。

ただし正確に言えばスキルアップ自体は手段であって目的ではないと思います。

「利益」を上げるのが目的なので、そのためには

  • できるだけ納品まで短時間で済むようにする
  • 品質をできるだけ安定させられるようにする
  • チームメンバーの連携を円滑にする

などの対策を取る必要が出てきます。そこで初めて、新しいスキルや技術を覚える必要があります。

繰り返しますが「利益」が最初であって技術は後にくるものです。

そしてほとんどの技術にはメリットとデメリットがあるため、闇雲に新技術を取り入れることは当然マイナスになるわけです。

エンジニアという人種は真面目で職人気質な方が多いため、スキルや技術自体を先に考えてしまうケースも多々あるかと思いますが、闇雲に「スキル」を身につけても給与アップは望めないのではないかと思います。

より年収を上げたければ自分以外の人や物を使う必要がある

給料を上げる方法が「会社にどれだけ利益をあげられるか」を考えると自分一人ではすぐに限界があることがわかると思います。

例えばある程度真面目に仕事をしており、経験のあるエンジニアであれば普段の開発業務で自分自身のスピードを倍にすることは相当大変だと思います。

そうなると利益を上げるにはスキルアップして自分の開発スピードをあげるよりは例えば「他人をうまく使う」方が効率がいいとおもいます。(もちろん効率よく開発スピードをあげられるのであればスキルアップすべきだと思います。)

金持ちになりたければ自分が働いてはいけない

金持ちになりたければ一般的には自分が働いてはいけません。(ここでいう働くは直接実務的なことを行う意味の働くです)

自分自身が働く場合、自分の収入というのは基本的には「時間×時給」になります。

スキルアップするというのはこの時給の部分を増やす行為ですが、当然ながら限界があります。

時給は一般には自分に投資すれば上がります。要は勉強したりスキルアップして時間を投資することになります。

ただ無尽蔵に上がっていくわけではなく、未経験からある程度のスキルまでは、急激に上がり、そのあとはやや緩やかになるでしょう。そして一般的な能力の限界地点もあるはずです。

スキルアップはもちろん大切ですが、お金を稼ぐという点で考えた場合、限界はあるような気がします。

ファンドマネージャーなどであれば自分一人で稼ぐ利益が大きいため、数千万、億単位の収入を得るサラリーマンもいるでしょうが、エンジニアとしては一般的でないでしょう。

そして当たり前ですが時間はどうやっても増やすことができません。

自分で働いている限り基本的には「時間×時給」の方程式から抜けることができません。

限界があり、大金持ちにはなれないのです。時間×時給の方程式を崩すには基本的には「他人(やそれに相当するもの)を使いこなす必要」が出てきます。

同じ論理が会社員にも当てはまると思います。こう考えるといわゆるマネジメント層に相当する方が給与が高いのは理にかなっていると思います。

どんなに優秀な人でも自分自身が動くよりは10人をうまく動かしたほうが最終的には絶対により大きな利益を稼ぐことができるからです。

(うまく動かせない場合リスクも当然大きくなりますが。)

人を使う以外でも例えば何らかの手段で自動化することができれば人を使うのと一緒ですので、高年収が得られると思います。

色々難しく考えてきましたが、給料を上げるためには要は「より多くの利益をあげて会社を儲けさせること」という単純な結論に行き着きました。

そのための手段がスキルアップだったり、マネジメントだったりするわけですね。決してそれ自体が目的ではなく「利益を稼ぐ手段」と考えることが大切だと思います。

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