就職対策Vo.087~自分自身を整理して考えることが重要
キャリアコンサルタントのサイトウです。今回は、文系大学に通う、新卒者の就活について記載します。
今回、私が面接に同席するのは、新卒の大学4年生です。
現在は、文系大学に通っていて、IT系とは無縁です。
就活は、大学4年の4月頃に、求人媒体に登録して、業界問わず説明会にエントリーしたそうです。
ただ、やりたいことが見つからなかったので、一度就活を止めて、自分がやりたいことを真剣に考えたそうです。
そして、WebシステムやWebサービス、アプリを作ってみたいと思い、エンジニアを目指すことになりました。
無料PHPスクールに参加しましたが、講義を受けていく中で、ディレクターへの興味が出てきました。
その学生は、コミュニケーションを取るのが上手く、会話をした時に、自然とリーダーシップを発揮していました。
その性格も活かし、「プログラミングができるWebディレクター」を目指すことになりました。
エンジニアの面接では、成果物をアピールするのですが、今回は、「成果物」に加えて「ディレクションをやりたい理由」が必要です。
そのためには、理由を考える時間を作ることが大事です。
片手間で考えた志望動機では、面接に落ちることがほとんどです。
やる気や熱意は当然必要ですが、理由や根拠も説明できなければいけません。
そこで、候補者には、何をやりたいのか、なぜやりたいのかを、真剣に考えるように伝えました。
そうすることで、自ずと自分の言葉が出てきて、理由が明確になると考えたからです。
その結果、企業へのアピールや、質問に対しての答えに重みが増し、相手に志望理由が上手く伝わるようになりました。
自分自身の棚卸しをすることで、整理することができたのです。
コミュニケーションは、上手に取れていましたが、自分と向き合ったことで、説得力が増していきました。
現在、1社の内定を取得し、残り2社との最終選考が残っていますが、この調子でいけば、必ず3社からの内定が取れます!
あなたも、志望理由や質問事項で困った時は、自分自身の棚卸しをすることをおススメします。