IT用語辞典
「無料PHPスクール」で学習する中で、出てくる重要な単語や概念について、まとめてあります。
これから、PHPを学習する「未経験の方」を対象として、かなり噛み砕いた表現で書いています。
そのため、厳密な定義と異なる場合もありますが、 「未経験者には、正確な定義よりも、大まかなイメージをつかむ」ことが大切であることから、あえてこのような書き方をしています。 難しく分かりにくい用語や言い回しは意識的に避けています。
PHP
(ピー・エイチ・ピー)
Web上で「お問い合わせフォーム」や「掲示板」「EC」「SNS」などデータのやりとりを伴う処理を可能にするプログラミング言語。
他のプログラミング言語に比べると、「比較的、習得しやすい」「便利な関数がたくさんあって、実現させたい機能を比較的速く実現できる」などのメリットがある。
HTML
(エイチ・ティー・エム・エル)
Wbeサイトを表示させる時に必要となる言語。
ブラウザを立ち上げ、右クリックし「ページのソースを表示」を選ぶと、HTMLソースを見ることができる。
CSS
(シ―・エス・エス)
Webサイトの装飾をつかさどる言語。
あるエリアの「文字の大きさ」「幅」「色」など装飾全般をコントロールする。
Linux
(リナックス)
サーバー用途で使われることが多いOS(コンピューターを動かす基本ソフト)。
正確には、LinuxというOSはなく、様々な規格(ディストリビューション)が存在する。
CentOS、Ubuntu、Fedora、RedHatなど。
CUI
(シー・ユー・アイ、クイ)
Character User Interfaceの略。コマンドを使って、コンピュータを操作する技術(インターフェイス)のこと。
後述するGUIと違い、真っ黒な画面で、コマンドを打ちながらファイルを操作する。
一般的に、サーバー(Linux)にアクセスするときは、CUI操作になる。
GUI
(ジー・ユー・アイ、グイ)
Graphical User Interfaceの略。画面に表示されたボタンやアイコンをクリックして、コンピュータを操作する技術。
一般利用者向けのパソコン(Windows/Mac)はこの技術(インターフェイス)で動いている。
gvim
(ジー・ビム)
Linuxに標準でインストールされている編集ツールvi(ブイアイ)の派生形。コマンドだけで動かさなければいけないCUIと違い、GUI対応していることから、gvimと言われる。
FTP
(エフ・ティー・ピー)
File Transfer Protocolの略。Webサーバでファイルを転送する通信手段。サーバ上にファイルを送る場合、これを使ってファイルを送ることが多い。
FileZillaなどのFTPソフトが有名。
SSH
(エス・エス・エイチ)
別サーバーと通信をやり取りする通信手段の一つ。
SSHを使ってサーバとやり取りする場合、Teratermなどのソフトを使ってログインし、CUI操作をすることが多い。
コマンドを使って操作することができるため、自由度が高い。
反面、安いレンタルサーバでは対応していないこともある。
JavaScript
(ジャバ・スクリプト)
主に、画面の表示を担当するプログラミング言語。
「ボタンをクリック」など、ブラウザ上のイベントにあわせて修正することができ、様々な装飾を可能にすることができる。JavaScriptはJavaではない。
jQuery
(ジェイ・クエリ)
JavaScriptを使いやすくし、簡単に利用できるようにした技術(ライブラリ)。
比較的、複雑な操作でも、簡易なソースで実現できるようになる。
Ajax
(エイ・ジャックス)
Webページを更新せずに、JavaScriptを使って、PHPなどのファイルにアクセスし、データをやり取りする技術。
アルゴリズム 繰り返しや条件分岐などのプログラムの処理そのもののこと。
変数 データが入っている箱のようなもの。PHPでは以下のように定義。
例:$var = 1
この場合、varという変数(=箱)に1が入っているということ。
配列 複数の「変数」をまとめて格納したもの。以下のように定義。
例:$arr = array(1,2,3,4,5)
この場合、arrという配列に1,2,3,4,5という数字が入っている。
配列にも、「連想配列」「多次元配列」などがある。
関数 ある「ひとまとまり」の命令を定義した式のこと。

例:
say_hello();

function say_hello()
{
   echo 'Hello,World';
}

この場合、関数を定義しておけば、say_hello()と呼び出すだけで、Hello,Worldと表示させることができる。
PHPで頻繁に使うのは「配列を操作する関数」です。配列をうまく処理できる関数を覚えておくことが、時間の短縮に繋がります。
オブジェクト指向 似た変数や関数を部品化することによりプログラムの修正や再利用をしやすくする考え方や作り方のこと。
PHPのみならず、現代のプログラミング言語の中で、最も重要な考え方の1つ。
デバッグ プログラムのエラーを取り除いたり、変数を出力するなどしてプログラムを修正・確認すること。
バリデーション 入力された値が一定のルールにのっとっているかどうかをチェックすること。
エラーチェックとほぼ同義。
セッション ある一定期間ブラウザにデータを格納する技術。ログインしていなくても、「カート情報」が保存されているのは、この技術があるため。
Twig
(ツイグ/ツイッグ/トゥイグ)
HTMLを(ほぼ)そのまま書けることに加えて、PHPの中に出てきた関数を一部使うことができるソフト(テンプレートエンジン)。
これにより、プログラム部分と表示部分をすっきり分離させることができる。
MVC
(エム・ブイ・シー)
プログラムをModel(データベースとのやりとり)、View(表示)、Contoroller(Modelを呼び出し、Viewにデータを渡す)の3つに機能をはっきり分割させたもの(および、そのように書く考え方)。
コードの書き方を統一させることができ、修正しやすくなる。
フレームワーク よく使われる機能などをあらかじめ盛り込み、開発をしやすくしたソフトウェア。使い方を覚えれば、開発効率が圧倒的に上がる。
「コードの書き方を統一させることにより、修正をしやすくする」のが目的。
PHPでは「Laravel」「cakePHP」「symfony」「zend framework」が有名。

(メリット)
  • ・標準搭載されている関数などがあるため、実装するためのコードが比較的少なくて済む。
  • ・コードの書き方を統一させることができるため、修正しやすくなる。
(デメリット)
  • ・フレームワーク独自の書き方や関数を覚えなくてはいけない。
  • ・内部の動きを理解しなくても動かせるため、言語自体の理解が浅くなる危険性がある。
リアルタイム 「即時」や「同時」という意味だが、何を持ってリアルタイムと考えるかはそれぞれ違う。
1秒単位なのか、1分単位なのか、5分単位なのか。