Pスク卒業生インタビューVol.028~杉本大征さん

【Pスク78期 杉本大征さん24歳】
●無料だったことと、短期集中で学べる点に魅力を感じたからです。
――杉本さんのこれまでの経歴を教えていただけますか?
高校卒業後、アニメ声優を目指して上京しました。2年間(20歳迄)覚悟して臨んだんですが、残念ながら、結果を出すことはできず、諦めることになりました。。。
それからは、趣味でブログを始めて、そこからWebやシステムに興味を持って、元・エンジニアの知人からの薦めもあり、HTML/JavaScript、Ruby/Pythonを3ヶ月独学しました。
IT/Webエンジニアとして就職する覚悟が決まり、株式会社ドリーム・シアター主催のPHPスクールに入学しました。
――どうして、IT/Webエンジニア(プログラマー)になりたいと思ったのですか?
小学3年生から家にあったPCを触っていて、その流れで、プログラミングには興味があったんです。
そんな時、コロナで自粛する時間が増え、何か自宅でできることがないか探していたところ、そういえば!と思い出し、プログラミング学習サイトでやってみたことがきっかけです。
――IT/Webエンジニア(プログラマー)になろうと決めた後はどうされていたのですか?
プロゲートというオンラインサイトで勉強しました。長い時では1日8時間くらい、朝から晩まで没頭するときもありました。
やっている時は、ほぼ無心に近い感じで、続けることができたので、これは自分に合っていると思いましたね。
気持ちとしては、何とか正解にたどり着きたい!で必死に取り組み、問題が解けた時感じる達成感は、何とも言えない快感です!(笑)
――「無料PHPスクール」を知ったきっかけは何だったのですか?
プログラミング学習サイトだけでは、きっと実践的なスキルを積むためには、足りないだろうと感じはじめ、スクールに通おうと思いました。
独学がダメというわけではないんですが、効率が悪いと感じるようになってきていて、学び方の道しるべがあった方が、自分には合っていました。
また、躓いて悩んでいる時間も多かったので、プログラミングが楽しい!という気持ちを優先したことも理由ですね。
――他ITスクールもある中、「無料PHPスクール」に参加してみようと思った決め手は何だったのですか?
「無料PHPスクール」を調べたら、無料だったことと、短期集中で学べる点に魅力を感じたからです。ちなみに、言語に拘りはなかったんですが、汎用的な言語には触れたいと考えていましたので、挑戦することにしました。
●成果物のプレゼンに備えて、必要な情報を整理し、何を伝えるべきかを考えました。
――かなりハードだったと思いますが、「無料PHPスクール」に参加してみて、率直にいかがでしたか?(良い点・悪い点)
講師の方が丁寧に内容を教えてくれるので、当日で問題点を解消することができたことが良かったです。
それに加えて、アウトプットをする時間も、1日に5時間くらいあったので、理解を深めることができました。
少々きつかったのは、短期集中のために、授業がある日以外も課題に追われたことです。でも、そのおかけで、自分の怠惰な性格が少し改善されたと考えています!(笑)
――面接用の成果物(自作Webアプリ/ポートフォリオ)は何を作ったのですか?(誰が使うどんなシステム、どんな機能を盛り込んだ、気をつけたことや拘ったポイントは?)
拘った点は、機能を充実させることとです。PHPスクールでは学んでいないことにも挑戦し、成果物に盛り込みました。例えば、画像だけではなく、動画も投稿できるように実装しました。
他にも、個人同士でメッセージができる機能など、普段自分が利用しているサイトを参考にしました。
ただ、想定外のエラーも多く、大変でしたが、自分で調べたことは、経験として身についたと思います。
●EC機能付き、趣味別掲示板サイト開発(1ヶ月)
機能:ログイン/認証/ログアウト、ユーザー登録/編集/退会、画像/動画/コメント投稿、マイページ(投稿記事一覧、投稿数/いいね数)、フォロー登録/いいね機能(ランキング表示)、お気に入り投稿リスト、ダイレクトメッセージ送信機能(特定ユーザーとのチャット機能)、カテゴリー/ユーザー/タイトル検索、ECカート機能、問合せフォーム、ページネーション、レスポンシブ対応
――企業面接はどうでしたか?(面接練習はどんな風にした?苦労したことは?今までと比べて変えたことはありましたか?)
練習は、自己PRをはじめ、想定する質問への解答を考えて、それを自分の言葉で自然と話せるように何度も復唱していました。
面接では、成果物のプレゼンがあるのですが、説明が長くなってしまう癖があったので、必要な情報を整理し、何を伝えるべきかを考えて、説明の取捨選択を行っていました。
――企業面接の結果はいかがでしたか?
内定をいただいた2社の中で、システムコンシェルジュに決めました。
――企業との面接が始まる前に、企業を選ぶ上で、拘っていたことがあれば教えてください。
拘ったのは、研修などがあって、プログラミングの知識を身に付けていける環境があるかどうかです。
決して受け身というわけではないのですが、完璧主義な一面があるため、入社してからは、何となくの知識の状態で業務に就くというよりは、最低限の準備をした状態で挑みたいと考えていました。
ある程度は、自己解決していけると思っていましたが、それなりに戦える状態で、精神面で余裕がある状態でスタートしたかったんです。
――拘っていたことは、面接を受けていく中で、変化していきましたか?
正直な話、その点は変化しなかったです。やるからには、全力でやりたかったので、環境も重視していました。
――最終的に、株式会社システムコンシェルジュに入社を決めた理由(入社の決め手)はなんですか?
面接の中で、研修の話があり、ここなら成長できる!と考えたことが一番の理由です。他にも、Pスクの先輩が入社していて、直接話が聞けたことや、社内を見ることができ、働くイメージが付いたことも大きかったですね。
――面接をして内定を勝ち取ったわけですが、どこを評価されたと思いますか?
やる気が評価されたと思います(笑)。技術力は、あまり求めていないと感じましたね。成果物を作ったことは評価していただいたと思いますが、それよりも、未経験者がここまでやった努力(やる気)を評価された感じがしています。
――「無料PHPスクール」含め、就職活動に、ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?
講義では、流れやロジックをドラクエや中華料理店の話に例えたり、誰でも分かるように配慮してくれました。
そのおかげで、当日に学んだことは、自分の中で消化することができ、それはとても良かったです。講師の方の説明力も高かったですし、何よりも教え方が自分に合っていたと思います。
就職支援では、自己PRのアドバイス、質疑応答練習があり、事前準備を万全に行うことができ、余裕を持った状態で面接に行くことができました。正直、面接は苦手意識があったのですが、自然となくなっていきました。
●諦めずにスクールで努力を続けていけば、必ず成果が出るはずです。
――入社当初は、どのようなお仕事からスタートしたのですか?
2ヶ月間、Javaの外部研修に出させてもらいました。そこで自信が付いたことは、とても良かったです。
実務では、ウォーターサーバーのレンタル会社が使用する、発注システムの運用を行いました。営業マンが使うのですが、ちょっと使いづらいところがあり、そのサポートをしている、という感じです。
――入社当初、不安はありましたか?
もちろんありました。ほとんで中途採用の方だったので、自分が貢献できるのか、未経験者スタートで、どれだけ役に立てるのかを考えると不安でしたね。
――今現在は、どのようなお仕事を担当されているのですか?
現在は、部署が移動して、DB関連の業務をしています。具体的には、大手旅行会社のサポートで、顧客から依頼された条件に応じて、SQLを使ってデータ抽出を行い結果を送っています。
依頼されるデータは、細かい条件も多く、それに合わせてセグメントして、Excelで抽出しています。他にも、抽出先データを伝えるためのドキュメント作成もしています。
――入社後の良い意味でも、悪い意味でも、何かギャップはありましたか?会社に対して、業界に対して、面接時の印象と、入社してから感じる、社内の雰囲気(社風)に違いはありますか?
そこまで大きいギャップはないです。ギャップかどうか分かりませんが、ガッツリ開発するイメージがあったのですが、実際はそれに付随する、サポートや運用の仕事が多いんだな、というのがあります。
まだ開発に携われていないので、スキルを積んで、開発に関わっていきたいですね。Pスクの先輩は、C#で開発しているので、そのポジションを目指しています。
――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?
与えられた課題を達成するために自分で考え、ある程度自己解決ができて、それに対して達成感を覚えるときに、向いていると思いますね。例えば、タスク管理をするマクロを作成した際に、上司から評価された時は、達成感がありました。
――エンジニアとして、ビジネスパーソンとして、大切にしていることは何かありますか?
コミュニケーションをしっかりとることを大切にしています。仕事をしていく中では、相手の要望を理解して、確認することが必要ですよね。
そうでないと、技術があっても良いものが作れないと思うんです。これは、社長からも言われていることですので、積極的に図っていき、声に出してリアクションを取ることを意識しています。
――エンジニアにとって、プログラミング以外に大切なことって、何だと感じていますか?
やっぱりコミュニケーションではないでしょうか。表情一つでも、相手への配慮も必要ですし、社内全員で、なるべくなら気持ち良く働きたいですし。
――現在、プログラミング以外に勉強していることは何かありますか?
英語の勉強をしています。朝の通勤時間5分くらいを使い、スマホのアプリで 英語の音声を聞きながら、回答を選択するという内容です。リスニング重視ですね。一気に勉強するよりも、無理のない範囲で継続するようにしています。
――ちなみに、杉本さんは、小学生の頃、どんな子供だったんですか?
自分が楽しいと感じたことに熱中する子供でしたね。なので、周りが見えなくなることも多々あったと思います。どちらかというと、勉強よりも、スポーツやゲーム、遊びになんかに没頭していました。
――今後は、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?
今の仕事では、何でも対応できるようになりたいです。まだ分からないことが多く、早く1人前になりたいですね。
また、趣味の範囲でいうと、アプリ開発に強いフルスタックエンジニアになりたいです。私には、漠然とした目標があり、クオリティーが高いスマホアプリを作って、お金を稼いでみたいんです!(笑)もちろん、趣味でいいんですが、それくらいスキルを高めていきたいですね。
――今後、どんな人と働き、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか?
スキルが高いエンジニアと働き、多くを吸収したいです。他には、業務知識を身につけて、お客様の期待に応えたいです。自分の知らない業界のことを勉強して、見識を広げていきたいです。
――ありがとうございました!最後に、これからIT/Web業界に就職しようと考えている「PHPスクール生」に、先輩として、何かアドバイスをお願いできませんか?
Pスクは、短期集中で学ぶため大変さもあります。また、就職への不安など、悩みが尽きないと思いますが、諦めずにスクールで努力を続けていけば、必ず成果が出るはずです。大変なことも多いと思いますが、頑張ってください!!