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卒業生インタビュー

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Pスク卒業生インタビューVo.004~グェン・ティ・ミン・グェットさん

   

【Pスク42期 グェン・ティ・ミン・グェットさん32歳】

――カンタンに、自己紹介をお願いできますか?(これまでの経歴)

高校卒業後、1浪の末に、ベトナム国立ハノイ大学(旧:ハノイ外国語大学)日本語学部日本語専攻に入学し、翌年からは、英語学部にも入学し、2つの学部を卒業しました。日本語学部卒業後、日本人が経営する投資コンサルティング会社に入社し、日系大手流通/小売企業などの現地法人設立や駐在員事務所設立、ライセンスに関するコンサルティングに1年8ヶ月従事しました。仕事をしていく中で、もっと日本のビジネスを学んでみたいと思い、会社を休職し、特待生(奨学金制度)として、新潟にある、事業創造大学院大学事業創造研究科MBA課程に入学しました。卒業後は、大学院の教授の推薦で、一定期間、米穀専門商社
(新潟)で働くことになりました。その後、起業家イベントでの経験により、苦手意識を勝手に持ち、避けてきた、『プログラミング』が新規ビジネス立上げや、既存ビジネス変革に必須であることを実感し、ドリーム・シアター主催のPHPスクールに通いました。

――どうして、IT/Webエンジニア(プログラマー)になりたいと思ったのですか?

東京で開かれた、起業イベント(スタートアップウィークエンド東京)に参加したことがきっかけです。そこで知り合った元整体師の35歳男性から、企業したいのならプログラミングを勉強しておいた方がいいよとアドバイスをもらいました。その人は、5年間整体師として働いた後、企業するためにプログラミングを独学で勉強し、ビジネスを始めようとしている人でした。そこで頭の中で避けていたプログラミングですが、起業するためには、避けて通れないと思い、学ぶ決意をしました。

――IT/Webエンジニア(プログラマー)になろうと決めた後はどうされていたのですか?

それからは、ヒューマンアカデミー(資格専門スクール)に通い、HTML、CSSを勉強しました。スクールが終わった後は、コールセンターの通訳を退職して、PHPスクールに参加しました。

――「無料PHPスクール」を知ったきっかけは何だったのですか?

IT/Web系の企業を探していたところ、Facebookのベトナムのコミュニティで知り合った方にタイミングよく、ドリーム・シアターさんの無料PHPスクールを紹介していただきました。

――他ITスクールもある中、「無料PHPスクール」に参加してみようと思った決め手は何だったのですか?

諦めなければ、必ず就職できるというところです。就職することを最優先に考えていたので、スクールで勉強ができた上に就職もできるので、すぐに参加を決めました。

――かなりハードだったと思いますが、「無料PHPスクール」に参加してみて、率直にいかがでしたか?(良い点・悪い点)

良い点:PHPの勉強は、短期間のスクールでハードな内容でしたが、成果物ができてから1ヶ月半以内に就職することができ、短期間で就職ができるところが良いですね。

悪い点:短期間での講義なので、深く言語を理解することは、未経験者からすると難しいかもしれません。自分でも勉強する必要があります。

――面接用の成果物(自作Webアプリ/ポートフォリオ)は何を作ったのですか?(誰が使うどんなシステム、どんな機能を盛り込んだ、気をつけたことや拘ったポイントは?)

エッセンシャルオイルのECサイトを制作しました。ターゲットは若い女性で、クーポンを発行して利用いただき、オンライン注文できるシステムです。

●香水/エッセンシャルオイル販売サイト 機能:「ログイン/認証」「会員管理機能」「ECカート」「クーポン機能」

――企業面接はどうでしたか?(面接練習はどんな風にした?苦労したことは?今までと比べて変えたことはありましたか?)
企業面接は、苦労したとは思っていないです。企業によってはご指摘いただくことも多かったのですが、多くの人にお会いできて、その数だけのアドバイスもいただけたので、自分のためになってとても感謝をしています。変なこともかもしれませんが、毎回感謝の気持ちを持ちながら面接に臨んでいました(笑)。

――企業面接には何社行って、結果はいかがでしたか?(内定何社?)

20社との面接中、6社から内定をいただきました。

――どんな基準で、企業を選んでいましたか?

会社の雰囲気を重視していました。実際に働く職場ですので、一緒に働く人は穏やかか、怒りっぽい人はいるか、殺伐、ピリピリしていないかなどを気にしていました。仕事の内容という点では、積極的に新しい技術を取り入れている会社に行きたいと思い、選んでいました。

――最終的に、株式会社グローバルワイズに入社を決めた理由(入社の決め手)はなんですか?

2名の面接官との会話がとても盛り上がり、優しくて面白い人という印象でした。この環境ならば、開発経験がない私でも受け入れてくださり、働きやすいと感じたところです。また、ブロックチェーン技術も扱っていたところも決め手のひとつです。

――面接をして内定を勝ち取ったわけですが、どこを評価されたと思いますか?

私の性格の特徴でもある、明るいところではないでしょうか。他には、面接の際に自分の目標を話していたので、そこを評価されたかもしれません。

――「無料PHPスクール」含め、就職活動に、ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?

実務未経験の私が、プログラマーとして、企業に就職できたことが一番良かったところです!私は外国籍なので、日本での就活は簡単ではありません。そんな中、面接同席を含むサポートを通して無事に内定をいただき、さらには企業を選べる立場にしていただけたことも大変感謝をしています!

●エンジニアという枠を超えて、人間として、人を支えられる力を持ち、誰かを応援できる人間になりたいです

――入社当初は、どのようなお仕事からスタートしたのですか?

最初の業務は、ブロックチェーン技術に関する資料の翻訳を任せていただきました。その後、各学会への登録システムをPHPで開発しました。また、ベトナムの企業とのオフショアに関するやり取りがあり、そこも関わりました。最近は、API検証の業務で、これから提案書を作る予定です。

――実務未経験ということで、入社当初、不安はありましたか?

はい、もちろんありました。1つは人間関係が上手く築けるかどうかで、もう一つは仕事ができるかどうかの不安です。

――今現在は、どのようなお仕事を担当されているのですか?プログラミングとそれ以外の比率はどんな感じですか?

現在は、API検証の業務を担当していて、①プログラミング、②プロジェクトマネジメントを含むスケジュール管理の仕事があり、割合は5:5くらいです。青森県にある検証チームと連携を取って東京で検証サポートを行い、名古屋にある本社に報告しています。

――入社後の良い意味でも、悪い意味でも、何かギャップはありましたか?会社に対して、業界に対して、面接時の印象と、入社してから感じる、社内の雰囲気(社風)に違いはありますか?

ギャップだったのは、仕事をする環境です。確かに新しい技術を勉強していて、ブロックチェーンを扱っていたのですが、指導者もいない手探り状態でしたので、どこからスタートなのかが分からず、途中で離れてしまった経験があります。これは私自身の問題ですが、新しい技術を勉強する前に、基本的な知識が必要でしたので、なかったことは失敗の原因の一つでもあります。また、新しい技術だけを追うのではなく、自分の長所や自分が選んだ道に本当に合っている分野なのかを考える必要もあったかもしれません。

――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?

勉強することが好きなことでしょうか。私は、スペシャリストではなく、マネジメントもできるポジションを目指しているので、多くの経験や知識が必要です。企画や提案も好きなので、顧客折衝にも向いていると思います。

――エンジニアとして、ビジネスパーソンとして、大切にしていることは何かありますか?

まず、勉強を継続していくということです。この業界は、新しい技術がどんどん増え、時代のニーズも変化していきます。勉強を怠ると、仕事になりません。次に、ポジティブシンキングを大切にしています。 自分の目標達成するためには、途中で落ち込むこともありますが、すぐに立ち直って、前向きに進んでいくことを心がけています。

――エンジニアにとって、プログラミング以外に大切なことって、何だと感じていますか?

コミュニケーション能力が大事だと思います。1人で仕事をしているわけではないので、客先や社内での会話は必要です。同じ職場の同僚との関係は常に良好だといいですね。他には、自分のやりたいことを早めに決めておくことだと感じます。行動していない人は、技術に触れて、自分の進みたい方向をある程度決めておくと、その先の困難も乗り越えられるはずです。

――プログラミング以外に勉強していることは何かありますか?

将来的には、VR業界に入りたいと考えています。そのための準備として、C#、Unityを勉強していて、3Dモデリングも触ったことがあります。業務終了後や休日には、各勉強会にも行ったり、ハッカソンに参加したりしています。2018年10月には、RakutenAPIハッカソンに6名チームで参加し、「GrandPrize」を受賞しました。今は、VR業界で働くための基礎を勉強しています。

――グェットさんは、どんな子供だったんですか?

末っ子ということもあり、チヤホヤされていたので、少しワガママで、頑固な子だったかもしれません。一方で勉強に関しては、誰に言われるわけでもなく、宿題を必ずやっていました。

――今後は、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?

エンジニアという枠を超えて、人間として、人を支えられる力を持ち、誰かを応援できる人間になりたいです。その一方では、周囲の人からの応援も欲しいですね(笑)。

――今後、どんなことに挑戦していきたいと考えていますか?

VRのコンテンツ作成業務をやってみたいですね。そして、将来的にはプロデューサーになるのが夢です!

――今後、どんな人と働いていきたいですか?

多国籍の方と働いていきたいです。現在の職場には韓国人がいますが、もっと多くの国籍の方と働いてみたいです。そのためには、もっと英語を勉強して使えるようになる必要があります。

――ありがとうございました!最後に、これからIT/Web業界に就職しようと考えている「PHPスクール生」に、先輩として、何かアドバイスをお願いできませんか?

大事なのは、常に勉強をしていく姿勢と、ポジティブシンキングです。経験が少ないうちは、成果を出すことは難しいかもしれませんが、芯を持って仕事をしていけば、必ず評価されるはずです。自分の使命が分かったならば、目標をに向かって突き進んでください。そうすれば、どんな困難でも乗り越えることができ、成長できるはずです!ぜひ、チャレンジしてください!!

 - Pスク卒業生インタビュー

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