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卒業生インタビュー

Hope for the best, but expect the worst.

採用企業インタビューVol.006~株式会社コロン

   

【左:株式会社コロン 佐藤弘康社長、右:大槻譲二さん(25歳)】

●文系の自分には、面接で戦うための武器が無く、壁にぶち当たっていました

――大槻さんのこれまでの経歴を教えていただけますか?

中学卒業後、母親の伝手(つて)で、飯田橋の名門:和食料亭で、下積み修行を1年6ヶ月経験しました。当時、若さもあり「もっと大きな世界を見てみたい」と思い、ニュージーランドでの短期留学を経験した後、定時制の高校に進学しました。高校卒業後は「広い視野を得たい」「考えが違う人との交渉や和解、利害調整は、どうやってコミュニケーションを取ってやっているのか?」社会の仕組みを知りたいと考え、東洋大学に進学しました。大学では、人口・貧困・環境問題に対する課題解決方法や、地域政策/都市開発について学びました。父親や兄がITエンジニアということもありましたが、ECベンチャーで2年間インターシップを経験したことがきっかけで、プログラマーとして働きたいと思うようになりました。

――「無料PHPスクール」に参加する前に、プログラミング経験は一切なかったんですか?

経験は一切なかったです。一度だけ、他社のプログラミングスクール体験会に参加をしたことがありますが、そこでは、PHPのifやforなど基本構文の触りだけをやりました。それ以外は、独学を含めて、自分でコードを書くこともなかったです。

――就職活動はどのように進めていたのですか?また、「無料PHPスクール」を知ったきっかけを教えてください。

当時は大学生だったので、大手求人サイトに登録して、説明会に参加してから選考会へと就職活動を行っていました。業界は、ITと旅行に興味があり、確か5社の面接を受けましたが、全てダメでしたね(苦笑)。最終的には、自分が働きたい職種を考えた際に「Webエンジニア」ということに気付き、再スタートを切りました。しかし、文系の自分には、面接で戦うための武器が無く、壁にぶち当たっていました。そこで、プログラミングを勉強できるITスクールをネットで探している中で、ドリーム・シアターさんの「無料PHPスクール」を見つけたので、説明会に申し込み、スグ参加しました。

――「無料PHPスクール」に参加してみようと思った決め手は何ですか?

一番の決め手は、23日間という短期間で、PHPの実務3ヶ月レベルのスキルを習得できるところです。探していた時期が、年末から年明けくらいでしたので、卒業までの期間が迫っていた時期でもありました。そのため、何ヶ月も時間をかけることが難しかったのです。また、学校ではバンド活動も行っていたため、授業間の日数が何日か空いていることも良かったです。ここまでの条件で、無料だったこともあり、参加することに決めました。

●就職活動を客観的に見てもらい、アドバイスがもらえたことはとても助かりました

【無料PHPスクール45期生の大槻譲二さん(25歳)】

――実際に、面接をして内定を勝ち取ったわけですが、どこを評価されたと思いますか?

上昇志向があると思っていただけたことでしょうか。面接の際に、佐藤社長からこんな質問をされました。お客様に納品するとすれば、「品質の良いもの」と「とりあえず形にしたもの」のどちらが良いか?と聞かれたのです。私は前者を選択しましたが、これが良かったのかもしれません。品質にこだわりたい気持ちを、評価してもらえたのだと思います。他には、自分で言うのも変ですが、私のやわらかい雰囲気やお互いのフィーリングが、マッチしたのかもしれませんね(笑)。

――未経験での面接ということで、苦労したことや、今までと比べて何か変えたことはありましたか?

一人で就職活動をしていた時は、面接で技術的な質問をされた際に、内容が全く分からず、苦労しました。これが「無料PHPスクール」で勉強した後は、答えられるようになったことで、自信につながりました。また、それでも分からない質問が出た際には、変に答えるのではなく、正直に分からないことを伝えるように変えていきました。もちろん、分からないことはメモを取り、帰ってから調べていました。

――就職活動に、㈱ドリーム・シアターを使ってみて、良かった点はどんなところですか?

一番は、自分の就職活動を、客観的に見てもらえたことです。自分一人では、良いことも改善点も分からなかったと思いますが、色々とフィードバックをいただけたことで、改善することができました。また、定期的な面談もあったので、不安や希望などを聞いてもらえ、企業の選び方も固めることができました。このようなフォローがあったことで、就職活動がとても進めやすかったです。

●積極的に質問していけば、優しい先輩が教えてくれるはずです

――株式会社コロンに入社を決めた理由はなんでしょうか?

エンジニアを大切にしている会社だと感じたことが一番です。それは、仕事の請け方にあり、適当に他社に任せるのではなく、自社で全てを請け負い、責任を持って対応していることで、そう感じました。それにより、エンジニアに責任感が生まれ、良い刺激となっていくと思い、入社を決意しました。

――入社後、現在はどのようなお仕事を担当されているのですか?

現在は、スマホゲームアプリのサーバー側の開発をしています。メインは、ゲーム運営者が触るサーバーサイド部分で、プレーヤー情報のデータ管理、ブラウザでの管理をはじめ、アカウント停止など直接操作できる部分を、PHPやJavaScript、HTMLで開発しています。チームメンバーは、開発エンジニアは2名ですが、年末までには、私一人で担当していく予定です。納期は、改善要望があればすぐに対応することが求められ、早いと2日間、長いと1、2ヶ月のこともあります。

――未経験でのプログラミング開発ですが、不安はありませんでしたか?

当然不安はありました。それは、仕事の進め方が分からなかったことです。実務経験が無かったので、プロジェクトの進め方をはじめ、全体像も全く分からず、右も左も分からないことだらけのスタートでした。そんな時は、先輩社員に聞いて回りました。OJTで研修する期間があったので、その期間を上手く使い、分からないことをとにかく質問して、問題解決していきました。

――実際に仕事をやってみて、自分が「エンジニアに向いているかもしれない」と思うときはありますか?

向いていると感じる時は、自分に任された業務を全うし、完成した時に、何にも代えがたい達成感を感じることです。また、問題を解決できた際も、同じ気持ちになります。私にとっては、この感情が湧いていることが、エンジニアに向いているなと感じる瞬間です。

――今後は、どのようなエンジニアになりたいと思っていますか?

お客様の要望を出来る限り汲み取り、良いサービスを実現していきたいと思います。そして、経験値を積んでいき、提案をする力も身につけたいですね。これからは、コミュニケーション力を磨いていき、お客様のために、より良いサービスが作れるエンジニアを目指していきます!

――これからIT/Web業界に就職しようと考えている未経験者の方に、何かアドバイスをお願いします。

エンジニアの方は、人に教えることが好きな人が多いと思います。ですので、不安もあるかと思いますが、積極的に質問していけば、優しい先輩が教えてくれるはずです。自分の決断を信じて、ぜひこの業界に飛び込んでみてください!きっと楽しいことが待っていますよ。

●生まれつき持っている、その人の人柄や考え方の方が大事だと思いますね

【株式会社コロン 佐藤弘康社長】

――株式会社ドリーム・シアターを利用してみようと思ったのは、どんなところですか?

メールでエンジニア情報をいただいたのがきっかけです。そこでは「集団面接会」の案内があり、一度に多くの若いエンジニアと会えることに興味を持ち、参加することに決めました。

――株式会社ドリーム・シアターから応募する求職者の印象について教えてください。

求職者の人それぞれの「人柄が良い」と感じます。面接で嫌な印象を受けたことはなく、みなさん一生懸命に臨んでいました。技術的には、まだまだ足りない部分もありますが、それは後から何とかなるものです。それよりも、生まれつき持っている、その人の人柄や考え方の方が大事だと思いますね。

――株式会社ドリーム・シアターを利用されていかがでしたか?

若いエンジニアを2名も採用できたので、とても良かったと思います。最初に採用した大槻さんは、もう少ししたら、開発を一人で任せる予定です。これは、当初計画していたことよりも順調で、ある意味では、良い誤算ですね。

●どれだけ深く掘り下げているかを重視しています

――御社の未経験者採用のポイントはどんなところですか?

良い人かどうか、一生懸命にできるかどうかを見ています。幅広く勉強している人や資格を取っている人も多いですが、当社では、どれだけ深く掘り下げているかを重視しています。自分の興味のある分野を、より深く勉強している方は、必ず自分の力になり、成長できるはずです。そんな人は、魅力的だと思います。

――IT/Webエンジニアの「素質」はどのようなところだとお考えですか?

これは難しいですね。強いて言うならば、「物事を抽象化して見れる人」でしょうか。抽象化することで、共通点を見出すことができ、よりシンプルはプログラミングソースを書くことができるのです。ただ多くのことを書くのではなく、必要最低限にすることが大事ですね。他には、好奇心旺盛なことと、新しいことに興味を持つことです。

――実際に採用された、大槻さんの面接での印象はいかがでしたか?

とても静かな印象でした。ただ、そんな中にもブレない部分があり、芯の強さみたいなものを感じました。内に秘める、激しい感情みたいなものを感じましたね。また、それと同時に素直さも感じ、一緒に働きたいと思ったので、採用しました。

――大槻さんの現在のご状況はいかがですか?

現在は、スマホゲームアプリのサーバーサイド開発を担当しています。現在は、開発2名と責任者1名ですが、近いうちに開発を全て任せようと思っています。何事にもひたむきに努力しており、成長も早いですね。このまま順調にいけば、さらに評価も高くなっていくでしょう。とても順調です。

●その中から自分の仕事を作り出すような、意識の高いエンジニアが出てくることを願っています

――御社の事業について教えてください。

当社は、請負(受託)でのシステム開発をメインにしています。大きく2つあり、1つ目はWebシステム開発です。業務内容はECサイトや物流システム、求人サイト、住宅情報サイトなど、特定の分野にこだわらず開発しています。2つ目はアプリ開発です。飲食店向けのシステム(クーポン)やスマホゲーム(サーバーサイド)、水族館、美術館の展示ガイドアプリ、営業支援アプリなど多岐にわたります。

――御社で働く魅力はどんなところでしょうか?

良くも悪くも、自由な社風でしょうか。まだまだ規模が小さい会社なので、自由な風土が特徴で、社長の私とも話しやすい雰囲気だと思います。社員からの相談事や提案を受けることもあり、可能な限り、実現していきたいと思っています。そして、年功序列ではありませんので、この環境を上手く使っていただき、成長していってもらいたいと思います。

――御社の強みや特長は何でしょうか?

対外的には、サーバーサイドが強いと思われていることですかね。これは、私が金融系出身だということで、きっちりやるイメージもあるのかもしれません。他には、柔軟性があるところです。お客様は、ベンチャー企業が多いので、納期なども含め、ハードな業務も少なくありません(笑)。ここで鍛えられた柔軟性が会社にとっての強みになっていることは、お客様に感謝しなければいけませんね。

――御社の制度や働き方など、採用に当たってアピールしていることはありますか?

自由な社風であり、大きい会社よりも速いスピードで成長していけることです。これからの会社を、一緒につくりあげていくという意思を持った人材を採用していきたいですね!一緒に苦労を楽しめるような人がいたら、当社にぜひ来てください!

――佐藤社長はどういった経緯や思いがあって、創業されたのですか?

一番最初は、エンジニア未経験で、小さな会社に入社しました。そこでは、1週間全く家に帰れないことがザラにあるなど、いわゆる「ブラック企業」でした。そこで1年働きましたが、自分のスキルが正しいかも分からない環境でしたので、中堅SIerに転職しました。そこでは、金融系システム開発をしていたのですが、エンドユーザーの顔を一度も見ることはありませんでした。そん中、お客様の顔を見ずにシステムを開発することなど、仕事としておかしいのではないかと考えました。それから、本人の意思を無視した土日の勤務体制などにも疑問を感じ、その思いは募っていきました。その結果、この疑問を解決するには、自分でやるしかないと思い、フリーランスを経て、コロンを設立しました。今の会社では、必ずエンドユーザーと打ち合わせを行い、無理な勤務体系もありません。

――今後の御社の目標や展望を教えてください。

今は、会社の第二創業期だと思っています。今までは、配属がフラットだった社員も、チーム化をしていき、それぞれのカラーを出していってほしいと考えています。そして、その中から自分の仕事を作り出すような、意識の高いエンジニアが出てくることを願っています。将来的には、スポーツアナリティクスの分野に進出し、ユースやアマチュアなどの若い世代に使用できるアプリ開発をしていきたいです。他には、個人的なことですが、宇宙に関わる仕事がしてみたいとずっと考えています。私の中学生からの夢であり、火星に行くことが夢なので、何かしらに関わりたいですね(笑)。

――最後に、就職/転職に悩むIT/Webエンジニア志望者にメッセージをお願いします。

皆さんにとって大事なことは、行動することです。本を読んだら、何でも良いから開発物(自作物)を作ってみることをおススメします。また、世の中の技術にアンテナを張り、興味を持つことが大事です。プログラミングの歴史や、基礎となるベース技術なども勉強しておくことも良いと思います。やる気と意欲がある方であれば、ぜひ応募してきてください!

【編集後記】

今回インタビューした大槻さんは、事前に取材内容を整理してくれており、質問に対して端的にハキハキと答えてくれました。このように、相手のことを考えて行動をする姿勢が、お客様にも佐藤社長にも評価されるのだなぁと感じました。柔らかい物腰と丁寧な対応で、周囲の方からは「譲二(じょうじ)」と呼ばれ、親しまれていました。大槻さんの将来がとても楽しみです!

株式会社コロンは、Webシステムやスマホアプリを自社で受託開発しています。社内では、優しい先輩がOJTを通じて、丁寧に教えてくれますので、未経験の方でも安心ですね。会社は今、第二創業期を迎えています。これまでフラットだった組織をチーム化し、より強化していく方針です。また、今までのお客様を大切にしつつ、スポーツアナリティクスの分野など、新しい分野にも挑戦していきたいと考えています。自由な社風でコミュニケーションを図り、スキルを高めたい方には、ピッタリの企業ではないでしょうか。ぜひ挑戦してみてください!

募集職種: BtoB/BtoC向けWeb/スマホアプリ開発エンジニア(PHP/Ruby)
仕事内容: Webアプリやスマホアプリなど、エンドユーザー向けのシステム開発を手掛けていただきます。プロジェクトが豊富にあるため、あなたの成長レベルに合わせて仕事を選んでいただくことが可能です。また、新規事業として自社サービス企画開発を強化しており、スポーツに関連するアプリやゲームの企画・開発をしていきたいと考えています。
システム環境: PHP、JavaScript、Ruby、Android-Java、Objective-C/Swift、Python、C#、MySQL、PostgreSQL、Oracle、DB2、SQLSever、Windows、Linux
給与: 月25万円~+時間外手当(みなし残業40時間超過分)+交通費
就業時間: 10時~19時(仕事が早く終われば18時退社可)
休日: 週休2日(土/日)、祝日、夏季/年末年始、有給休暇(初年度10日、半休制度有り)、特別/慶弔

会社名: 株式会社コロン
URL: http://www.corron.jp/
事業内容: ●スマートフォン、タブレットアプリ開発 ●WEBシステム開発(ECサイト/マッチングサイト/レビューサイト/CMS/フォーム制作) ●システムコンサルティングおよびシステム運用・保守

<開発事例> ・iPhone/iPod touch向けアプリ「みんなの動物園 for iPhone」 ・プリント基板ネット通販「P板.com」 ・電気・電子エンジニアのナレッジポータルサイト「@ele」 ・不動産会社サイト構築 ・電力系M2Mサービス構築(消費電力量) ・SFAアプリ開発(SalesForce連携営業支援iPadアプリ) ・こんだて・レシピサイト構築

設立: 平成18年(2006年)9月19日
資本金: 400万円
所在地: 〒162-0805 東京都新宿区矢来町113神楽坂升本ビル401
最寄駅: 東西線「神楽坂」駅1番出口徒歩1分
代表者: 佐藤弘康 (ブラック企業1年→証券系SIer4年→フリーランス→事業立ち上げ・ピーバンドットコム取締役→コロン創業、宇宙ビジネス(Iot/GPS)とスポーツ・アナリティクス(アマチュア向け)分野に興味)
社員人数: 30名(エンジニア28名) *平均年齢35歳

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