IT/Webエンジニアになるための無料ITスクールとは

「プログラマー」や「IT/Webエンジニア」になるための無料ITスクールは、提携している企業に就職することが条件になっていることがほとんどですが、こういった無料ITスクールで学ぶ内容や、そのメリットとデメリットを紹介したいと思います。
■IT/Webエンジニアになるための無料ITスクールで学ぶ人
ITスクールに通う人は、未経験者が9割以上。今までの職種から転職を希望して新しい分野に飛び込んでみたいという意欲を持った方が多いということになります。また、社会人としての経歴が少ない人もいます。実際、ITスクールでは、IT/Webエンジニアの知識や経験がない人達に対しての講座を開いています。
■ITエンジニアの仕事
Web開発エンジニア、アプリ開発エンジニア、フロントエンジニア、制御/組込み(IoT)エンジニア、インフラエンジニア(サーバ/ネットワーク/セキュリティ)などいろいろありますが、ITエンジニアの仕事は、チームとしてプロジェクトの一員として多くの人と関わりながら、設計・開発を行います。
※開発とは、アプリケーションやソフトウェアの設計や開発のことです。
※インフラとは、一般的に、生活環境に必要な電気・ガス・水道や道路・交通機関があげられますが、IT/Webの世界では、パソコンやサーバ、ネットワークでのデータのやり取りをする環境を整備する仕事です。
■ITスクールで学ぶ内容
プログラム言語を使った基本的な知識を学びます。プログラム言語は、数多くあるので、無料ITスクールで学ぶ言語は、需要の高い「PHP」や「Java」が多いようです。ITスクールによって違ってくるので、スクールの比較をして選んだほうがよいですね。プログラミング以外では、資格試験や就職カウンセリング、面接の仕方などに関しても指導を受けることができます。
■無料ITスクールのメリットとデメリット
無料ITスクール最大のメリットは、費用が一切かからないことでしょう(一部、デポジット制もあり)。転職やスキルアップには、いろいろと費用が必要になってきます。それが「無料」となれば、願ったりかなったりでしょう。ほとんどの人が入学とともに就職先が決まることになっていたりもしますので、いたれりつくせりの環境であることは間違いありません。
では、なにがデメリットなのかというと、ITスクールに入るための資格条件や人数制限があるので、100%受講できるわけではないこと。また、就職先が自社Webサービス企業であったり、受託開発会社であったり、SES(客先常駐)会社になります。ただメリットの大きさに比べれば、そこまで神経質になる必要はないといえるでしょう。
■無料ITスクールを終えたその後
IT/Webエンジニアになるために、無料のITスクールを選んだあなたは、ITスクールが提携している企業に就職することになるでしょう。無料ITスクールの提携先は、IT企業であったり、派遣会社であったりします。IT/Webエンジニアになった後の働き方なども視野に入れて、就職先のことも調べて納得した条件を選ぶことが重要になってきます。ITスクールで学ぶ前に、学んだ後の進路まで一緒に考えることが、あなたの将来を左右するのではないでしょうか。