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就職対策Vo.064~新卒、中途の退職について③

   

キャリアコンサルタントのサイトウです。前回のブログの続きを記載いたします。 30代の男性が、社内SE(エンジニア)として入社して、2ヶ月間が経過したころ、私の携帯にショートメールが届きました。   「会社を辞めることにしました」   !!!事後報告ですか!? 慌てて電話をして話を聞くと、辞めたい理由を教えてくれました。   ・プログラミングに専念できる環境ではない ・毎日残業で帰りが遅い ・上司との関係が上手くいっていない       この理由から分かるのは、辞めたい理由が、「後ろ向きな理由」だということです。 早期退職は、「前向きな理由」ではないケースがほとんどですので、想定はしていました。   ただし、事前に確認できたこともあるのが事実です。   社内SEである以上は、プログラミングばかりが業務でないことはわかっていたことです。 また、これに関しては、入社前に何度も念を押したのことなのです。。。   残業についても、45時間のみなし残業が含まれています。 また、実際の残業時間が気になるようであれば、入社までに㈱ドリーム・シアターを通して確認することも可能でした。   最後の上司に関しては、一緒に働いてみないと分からないことなのですが。       最終的には、本人の決断で、在籍4ヶ月未満で、退職することになりました。   早期退職になってしまったことは、とても残念なことで、入社した企業と本人はもちろん、㈱ドリーム・シアターにとっても、いいことは何もありません。 結局、IT/Web業界に入って頑張るはずが、在籍期間4ヶ月未満という経歴になってしまったわけです。   今回のようなケースは、頻発するわけではありませんが、注意をしなければいけません。 なぜならば、内定をもらった時は、嬉しさのあまり、冷静さを失っているケースが多いからです。       一時的な感情で入社を決めないよう、じっくり考えるように伝えていますが、普段以上に冷静に考える必要があります。 なぜならば、入社した会社には、最低3年以上勤めることになるからです。 もしかすると、定年まで働く可能性もありますよね。   だからこそ、その場の感情や、目先の給与、企業からの甘い言葉で全てを決めてはいけません。   会社のいい所ばかりに目を向けるのではなく、現実的なことを見据えて、本当に入社してよいのかを何度も確認することが必要です。   「この会社でいい」ではなく、「この会社がいい」、「この会社でないとダメ」というところまで、自分の気持ちを確かめましょう。   それでも、GAPが生じて早期退職する場合もあるのですから。   今回退職を決めた本人は、「エンジニアとしての仕事がメインでないことは分かっていたのですが・・・」と話していました。 退職後は、気持ちをもう一度整理して、再度エンジニアとしてプログラミングに専念できる会社に、再就職することを目指しているそうです。   本人の気持ちが前向きなのが救いですが、できることならば、早期退職は回避したいですね。  

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