就職対策Vo.018~長所と短所は人に聞け!
キャリアコンサルタントのサイトウです。今回は、履歴書の長所と短所の書き方についてを記載していきます。
あなたの長所はどんなところですか?
このようの質問をされた時に、どのように答えることがよいのでしょうか。
まず、あなたは長所と短所を聞かれた時に、すぐに答えられますか?意外にすぐに答えられない人も多いのが現実です。
では、長所と短所はどのように探せばよいのでしょうか?
一番の方法は、あなたの周囲の人に直接聞いてみることです。
これをすることで、自分では気づかなかった長所や、短所を見つけることもあります。
自分が思う長所と短所よりも、周囲から言われる(言われた)長所と短所を、面接官に説明する方が客観性が増し、また自分自身にとっても説明しやすいと思います。
特に長所は、自分では書きづらいことも、周りから言われたことを書くことで、相手に対して嫌みのない言い方をすることができますよね。
ではどんな内容の「長所」「短所」を履歴書に書くべきなのでしょうか?
それは、これからあなたが働く業務で活かせる内容を書くことです。
つまり、ただ単に良い所を書くのではなく、それを業務に活かしていきますというアピールにするのです。
たとえば、以下のような長所がある場合、どちらが面接にふさわしいでしょうか?
①学生時代の知人から、誰に対しても優しく接する、温厚な性格だと言われます。
②学生時代の知人から、とにかく勉強して学ぶことが好きで真面目だと言われます。
答えは②ですね。なぜかというと、このような長所は、新しい職場で分からないことがあっても、自分で調べることができる人だと思われます。
①の場合は、性格が優しい人なんだで終わってしまうのです。
それでは短所はどうでしょうか?
①性格が大人しいと言われ、初対面の人に暗い印象を持たれてしまうことです。
②何かに取り組むときに、考え過ぎて行動するのに時間がかかることです。
これも答えは②です。短所の場合は、内容を伝えた後に、必ず改善策を書くことが必要です。
そうすることで、短所を自分で理解した上で、改善するための行動を取っていると相手に伝わります。
また、①の場合は、とてもネガティブな印象を持ちます。
「就職対策Vo.016~履歴書は最後に作ればよい!(前編)」でも書いた通り、ストレートに、内面の自分の気持ちや考えを書かないでくださいね。
短所は、改善が難しいような短所を書くべきではなく、改善ができるような内容を書きましょう。
長所と短所は真逆のことですが、共通するのは、面接官が納得するような回答を書くことです。
これから仕事で活かせるような内容を書くことで、一緒に働きたいと思ってもらうことが大切です!
どんな人にも長所と短所があるはずですから。