就職対策Vo.008~面接でしゃべり過ぎるな!
① 面接で意識すべきポイントとは?
こんにちは。キャリアコンサルタントのサイトウです。
本日は「面接本番で、ついやってしまいがちなこと」についてお話しします。
あなたは、企業との面接の際に、どんなことを意識して臨んでいますか?
第一印象を良く見せようと、服装や髪型に気を配ったり、面接官の目を見て笑顔で話すように心がけている方も多いでしょう。
もちろん、これらはとても大切なポイントです。第一印象やコミュニケーションの基本ができていることで、相手に安心感や信頼感を与えることができます。
ただ、それだけでは不十分なこともあります。実は、面接でよくある“ある失敗”によって、印象が大きく下がってしまうことがあるのです。今日はその点について詳しく触れていきます。
② 面接で落ちやすい“ある行動”とは?
面接で多くの人がやってしまう、意外と見落としがちな失敗があります。
それは――「話しすぎてしまうこと」です。
「えっ? 面接では質問にきちんと答えるべきじゃないの?」と思われた方もいるかもしれません。確かに、面接では質問にしっかり答えることが求められますが、「長く話しすぎる」ことには注意が必要です。
自分の熱意を伝えたい、準備してきたことを全部伝えたい――その気持ちはとてもよく分かります。ですが、それを一気に話してしまうと、面接官は「この人は会話のキャッチボールが苦手なのかな?」と感じてしまうことがあります。
特に、相手の表情や反応を見ずに、自分の話ばかりを続けてしまうと、逆効果になることもあるのです。

③ 話しすぎがもたらす面接官への影響
人は、話すよりも「黙って聞く」ほうが疲れるという心理的傾向があります。
面接官がずっと話を聞かされる状態になると、「早く終わらないかな…」と無意識に感じてしまい、面接自体の印象が悪くなってしまいます。
実際、私が関わったある採用担当者の方も、「一方的に話されると、その人の良さがよく分からなくなる」と話していました。
大切なのは、自分のペースではなく、相手のペースに合わせて話をすることです。相手がうなずいているか、聞きたいと感じているか、そうした反応を見ながら、会話を“交わす”意識が必要です。
面接は発表の場ではありません。あくまでコミュニケーションの場です。伝えたいことが多くても、相手の立場を尊重しながら話す姿勢が求められます。
④ 「しゃべりすぎない練習」を意識してみよう
話しすぎてしまう方は、「質問に対して、どれくらいの長さで答えればちょうどいいか」を意識しながら練習することをおすすめします。
例えば、1つの質問に対して1分以内で答えるようにしてみましょう。簡潔で、要点が整理された回答は、面接官にとって非常に聞きやすいです。
そして、自分ばかり話すのではなく、「相手に気持ちよく話してもらう」ことを意識するのも一つのテクニックです。
実は、面接官にとって心地よい会話ができる人ほど、印象に残りやすく、「一緒に働きたい」と思ってもらえる可能性が高くなります。
これから面接を受ける方は、ぜひこの点を意識して、話しすぎず、相手とテンポよくやり取りする練習をしてみてくださいね。

