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自社開発>客先常駐である本当の理由

公開日: : 最終更新日:2019/07/24 IT業界の実態 ,

このブログでも何回か取り上げていますが、ITエンジニアの働き方としては非常に大きく分けますと自社開発、客先常駐があり、どちらかというと後者は不人気であり、ネットでよく叩かれており、真剣に撲滅運動をされている方も散見されます(ちなみに私は客先常駐)。

以前、あるブログ(SESに対しては否定的なニュアンスの方)で「ITエンジニアは客先常駐でのキャリアは評価されにくい」というような記事を見かけました。エンジニアとしての市場価値が下がり、転職では不利になるとはっきり書いてあったんですね。

そのブログでは客先常駐のキャリアが評価されにくい理由までは書いておらず、ただ傾向としてそうだと書かれていたので「おいおい流石にそれはないだろう」、「色々な現場を回れるのでむしろスキルアップするのでは?」、「感情論だろう」と最初は思っていました。

ただよく考えてみると確かにそう(自社開発キャリア>客先常駐キャリア)かもしれないなあと思ったので、ブログに書きます。

もちろん市場調査をしたわけではなく、完全な推測ですが(汗)

自社>客先の本当の理由は単純な能力差の影響

私が考えた「客先常駐のキャリアが評価されにくい」本当の理由ですが、「単純に優秀なエンジニアが自社開発の会社に多いから」です。

要は学歴と一緒で仮の指標だと思います。本当は自社でも客先でもどうでもいいのですが、単純に自社開発に優秀な人間が多いため、自社開発の方が市場価値が高く、有利なように見える、ということではないでしょうか。

以前ブログにも書きましたが、自社開発の会社の方が客先常駐の会社よりも入るのは難しいです。

客先常駐のメリット・デメリット

上のリンクでも書きましたが、客先常駐は派遣なので、仕事ができようができまいが派遣先に入れれば売上が立ちます。スキルに関してはあまり重視しないことも多く、そのため比較的入社が簡単です。

逆に、自社開発の企業では給料分の売上を回収できなければ赤字になってしまいますので、スキルがなければ当然入るのが難しくなります。IT未経験で入社するのは相当大変かと思います。あくまで一般論ですし、年齢など他の要素も関係してきますが・・・

「フリーター歓迎!」「未経験者OK!」となっているITエンジニアの求人は大抵、客先常駐かと思います。

また入るのが難しいだけに当然給与にも影響されます。一般論でいうと自社開発の会社は客先常駐の会社よりも給与が高いことが一般的です。

そうなるとどういう現象が起きるかというと、

優秀な人間は自社開発を目指す

ということになります。

キャリア初期段階の能力でそのエンジニアの将来は大体わかる

そして残酷かもしれませんが、

採用時点の能力差は数年たっても埋まらないことが多いかと思います。

「人間の未来をもっとも予測できるのは過去の行動」です。

大人になれば自分や周りの行動がいかに過去と変わらないかがわかるかと思います。別にエンジニアの就職に限ったことではなく、その人が未来にどういう行動を取るかは過去にどんな行動をとったかで推測が可能です。

営業とかはわかりませんが、エンジニアの場合、キャリアスタート時の勉強量、素質で将来を推測しやすいと思います。(あくまで一般論ですが。)

エンジニアとしてキャリアをスタートさせた時点で優秀ではない、勉強熱心ではないかたというのは数年たっても残念ながらそう変わらないかと思います。

客先常駐としてキャリアをスタートしている = エンジニアとしての意欲、能力が一般的に自社開発の人間より低い可能性が高いと思われます。

結果として本当は能力の問題なのに客先常駐自体が問題のように見えるのでしょう。

自社開発や客先常駐が問題なのではなく、能力差が原因なはずです。

まとめると結果として、

  1. 自社開発には傾向として客先常駐と比べると一般的には優秀な人間が多い
  2. 優秀な人間は当然市場価値が高い
  3. よって見かけ上、自社開発のキャリア>客先常駐のキャリアのように見える

という現象のようになっています。

これはスポーツや学歴も同様の現象は見られます。

プロ野球では名門野球私立校出身の方が無名公立校出身者よりプロの実績はいいはずです。

その理由は「別に出身はどうでもいいが、もともと野球の素質、意欲のある人間は名門野球私立校に多い」からだと思います。野球で優秀な生徒は当然、名門私立校を目指します。

当たり前ですが、プロ野球に入って出身高校で有利になるなんてことは(仲間がいて安心などという以外は)直接的なメリットはないでしょう。

ただ結果だけ見るとプロで活躍している選手を見れば名門野球私立校の出身者が圧倒的に多いです。

そういった事情を知らないと「特定の学校(ここでいう野球名門私立校)に入れば野球選手のキャリア形成で有利になれるのか?」なんて思ったりするかもしれませんが原因と結果が逆です。

学歴も同様でして、一般に入学時点での難易度と年収は比例することが多いらしいですが、学歴それ自体に意味は(多少の例外を除くと)ありません。

それも「学歴自体はどうでもいいが、自己管理能力と論理性(共に現代社会では年収に繋がりやすい)が高い人間は学歴が高いことが多いため」だと思います。仮に学歴詐称しても長い目で見るとあまり意味はありません。

自社開発か客先常駐かは見かけ上の問題

自社開発キャリア>客先常駐キャリアと考えている多くは原因と結果を逆に考えていると思います。

能力があってそれが働き方に影響し、結果として市場価値に現れるのであって、働き方が市場価値に出ているわけではないでしょう。

客先常駐をやめて自社開発に入っても本当に評価されているのは能力差の方ですので、意味はないと思います。

ちなみに弁護しておきますと、当のブログでも自社開発>客先常駐である理由は書いてありませんでしたが、客先常駐のエンジニアであっても自身でスキルアップすれば問題ないというようなことは書いてありましたので、見かけ上の問題だというようなことはわかっているのかもしれません。

またあくまで一般や統計的事実ですので、個々のケースでは例外が多数あるかと思います。

タバコは体に悪く、肺がんになりやすいことは事実ですが、タバコを吸っても肺がんにならない人の方がはるかに多く、タバコを吸わなくても肺がんになるひとはいくらでもいます。

ただ同一条件下で見るとタバコを吸っている人の方が何倍も肺がんになりやすいようです。

個々のエンジニアでも客先常駐でも評価される人も入れば、自社開発で評価されないケースも多々ありますが、統計的に見ると自社開発>客先常駐になるかと思います。

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