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無料プログラミングスクールのメリット・デメリット

公開日: : 最終更新日:2017/09/09 IT業界の実態, WEB全般, 講義 , , , ,

一般的にプログラミングのスクールというのは高額です。

30万以上するような講座が普通なので、ぽんと出せる人はまれでしょう。

ただ、世の中には無料で受けられるプログラミングスクールというのも存在します。

「無料 プログラミングスクール」で検索するといろいろでてきますね。

※今回の無料のスクールというのは通学制を対象とします。オンラインなどは対象としません。

お金のことを考えると当然そういったところを選択肢に入れる方も多いでしょう。

私は以前そういったところで仕事(講師と簡単な就職指導)をしていましたので、多少は事情に詳しいつもりです。

今回、そういったスクールの活用法について書いてみようと思います。

ただ当然、会社によって詳細はちがうと思いますので、あくまで「一般論として」とらえていただけるとありがたいです。

なぜ無料なのか?

※以前の記事で無料のしくみについては説明していると思いますので、知っている方は飛ばしてくださいね。

当たり前ですが、ボランティアでない以上、どこからかお金をとっていけないとやっていけません。

無料の理由ですが、スクールに通った生徒を企業に求職者として紹介することでお金を得ています。

ITの人材というのは専門職であり、人材を獲得するのがなかなか困難です。特に中小企業ではその傾向が強くなります。

スクールを運営している会社からすると人材をただ紹介するだけではなく

  • 基礎研修によりITの基礎的な素養が身についている
  • 人材に関してある程度チェックがされている
  • 短期間で離職した場合、返金がある

といった付加価値をつけ、企業に紹介することで利益を得ています。

ちなみに紹介料はどれくらいかというと求職者の年収の2~3割といわれています。

そういった意味で純粋なプログラミングスクールとは違います。

要は受講生にプログラミングを教えるというよりは企業に人材を紹介することが仕事です。

これに関してはいい悪い両方あります。

以下にメリットとデメリットを書いていきたいと思います。

メリット

基本的には無料

多くの方にとってメリットはこれでしょう。

特に失業中の方であれば、就職のために何十万もお金を出すというのは痛手になりますので無料というのはありがたいでしょう。

ただし、後述する「お金がかかることもある」で書きますが、絶対に無料ではありません。

就職まで面倒を見てもらえる

次にメリットといえるのは就職が前提となっていますので、

  • IT業界の基本的な知識
  • 履歴書、職務経歴書の書き方の指導
  • 面接指導(基本的な質問への模範解答)
  • 実際の面接のロープレ
  • 本人に適した就職先の紹介

などがあります。

就職指導に関してはそれほど特別なことをやっているわけではないですが、大人になって履歴書などのチェックやロープレなどの指導を受けられる機会というのは少ないので不安な方にはいいでしょう。

デメリット

就職しなくてはいけない

当たり前ですが、就職しなくてはいけないので、単純にプログラミングを習いたい人、転職を考えていない人は受講ができません。

私が仕事をしていたところは就職目的ではなくても受講はできましたが、その場合、純粋に授業料がかかる仕組みでした。

入学試験がある

入学試験というのは面接+筆記テストが一般的です。筆記はないところもあると思いますが。

これは要するにだれでもスクールに入れるわけではない、ということです。

スクールは企業に人材を紹介することでお金を得ています。スクールに入学する受講生はいってみれば「商品」なわけです。

当然、優良な商品のほうが高く売れるのでスクールとしては利益があがります。

逆に商品として売れない場合、利益がでませんので、売ってもらえません。

そこで商品の選別はとても大事です。

具体的には下記のような要素が重要になってきます。企業が就職するときに求職者を見るケースと似ています。

年齢

何度も書いていますが、求職者をみるポイントとしては一番大きいです。

30才以上の場合、他の要素でよほど秀でるものがないと面接にすら通してもらえないです。

ITスキル

スクールに来る方はプログラミングの実務経験はない人がほとんどですが、独学での勉強度合いは人によってまちまちです。

ここである程度やっており、成果物などでスキルを見せられると有利になります。

学歴

エンジニアとしての経歴がないので、一般の中途転職者よりは比重が大きくなりますが、年齢やスキルほど要素として大きくはありません。

ルックス

全体的に清潔感があるか、どうかがポイントですが、女性の場合は正直、単純に美人かどうかで有利不利が変わってきます。

筆記テスト

論理的思考力をみるような筆記テストをやるところもあります。ただ、重要度は低いです。

印象度

いわゆるコミニケーション能力といわれる部分です。要因としては非常に大きいです。

私がいた場所ですと、比重としてはだいたい下記のような状態でした。

年齢>ITスキル>印象度>学歴>ルックス>筆記テスト

左にいくほど重要な要素という意味です。(女性の場合、ルックスと学歴がかわるかも。)

もちろん面接官によって変動しますので、あくまで参考程度に。

授業の品質は・・・

このビジネス(人材紹介)の場合、何が一番大事かというと質のいい人材をいかに集められるかどうかです。

授業で身につけたスキルよりも受講者が持っているスペックのほうが影響がはるかに大きいんです。

「スクールでしっかりした授業を行えば、質の高い人材を生み出せるのは?」という意見がでそうですが、そのためには当然講師の人件費や授業といった部分にお金と時間を投資をしなくてはいけません。

こういった目に見えにくい部分(授業品質の向上)というのは、一朝一夕には効果がでません。

またしっかりした内容を教えるためには当然授業日数を多く取る必要がでてきます。

スクールにとっては人材募集→授業→企業へ紹介→入金というサイクルで経営をおこなっていますが、授業日数を長くすればするほど入金までのスパンが長くなり、経営を圧迫します。ここがジレンマになります。

私のいたところは研修期間が1ヶ月弱でしたので、カリキュラムがかなりキツキツでした。

30人近くの生徒をおしえましたが、期間が短すぎるため、どの生徒も悪戦苦闘していました。

正直、プログラマとしては就職できず、サーバーエンジニアやフロントエンジニアなどもう少し入りやすい職種についている方も多かったです。

プログラマとして就職できたのは、以下のパターンでした。

  • スクールに入る前からプログラマとしてキャリアが少しある
  • 独学であってもかなりのレベルまで独学で勉強している
  • 年齢が若い(スキルがなくても就職できる)

だから、授業よりも受講生の募集や選別のほうがウェイトが大きいです。

これはいい悪いではなく、企業としては至極当然の行為だと思います。

お金がかかることもある

「基本的には無料」で書きましたが、お金がかかることもあります。

それは教材費などのプラスアルファ的なものだけではなく、就職せずにやめたときです。

スクールとしては受講生を企業に紹介することでお金をえていますから、受講生が途中でやめてしまったり、結局、紹介先企業に就職をしなかったりしては機会損失になります。

当然その分の場合は受講生が負担することになります。

まとめ

私自身の無料のプログラミングスクールについてのメリット・デメリットをあげてみました。

もちろんいい、悪いがあるのでメリットが大きい場合は通ってもいいと思います。

ちなみに向いている方は下記のような条件の方です。

  • 年齢が比較的若く(できれば25前)、就職目的で通いたい
  • すでにある程度プログラミングについて勉強している
  • 現場でのプログラミングについて知りたい
  • 具体的に対面で質問したいことがある
  • 履歴書、職務経歴書や面接などの就職活動に関するチェックを受けたい

参考になれば幸いです。

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