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エンジニアが給料を上げる方法を真面目に考えて見ました。

公開日: : 最終更新日:2019/04/07 IT業界の実態, ぼやき

本日はエンジニアと給料の話題について触れて行こうと思います。

エンジニアといいますか、社会人として働く上でお金は切っても切り離せない問題だと思います。

家庭がある方にとっては給料がなければ生活して行くことができませんし、(家がもともと裕福だったりして)生活に困っていないという方も社会人としての評価は基本的にお金になりますので、ほとんどのかたにとって非常に重要な問題になります。

エンジニアの平均年収

まず一般的なエンジニアの平均年収を見て見ましょう。

http://careergarden.jp/systemengineer/salary/

「システムエンジニアの給与」より

結構もらえてる方じゃないでしょうか。
私は前職が学習塾だったのですが、明らかに教育業界よりは高い水準にありますね。

エンジニアは給料が低いという人もいるようですが、一般的に給料は低い人は文句を積極的に言いますが、高い人はあまり文句を言わないので(笑)鵜呑みにしないようにしましょう。

エンジニアの給料が低いというのは海外の一部のエンジニアなど非常に特殊なケースと比べていることも多いようです。

ネットは(私も含めてですが・・・)極端な意見が「常識」となってしまうケースが多いので注意した方がいいでしょう。

一般的には比較的給料が高い職種と言っても問題ないかと思います。

後述しますが、このデータが完全に正確かどうかはわかりません。

平均年収を見るときに大事なデータリテラシー

もう一つ平均年収(と言いますかデータそのもの)を見るときに大事なポイント(=データリテラシー)を挙げていきたいと思います。

集計方法や母集団

データを見るときに大事なこととしてまずはどのようにしてそのデータが集計されたか、母集団はどうなっているかを見ることが大事になると思います。

例えば大学生のTOEICの平均点なんてデータがあって大体400点代半ばとよく聞きますが、もちろん大学生の平均ではありません!

正解は「英語の勉強に比較的熱心な大学生の平均点」です。

TOEIC受験者は学校で強制的に受けさせられるケースもあるかと思いますが比較的英語の勉強を熱心にしている方が受けることが多いため比較的高めに点数が出ます。

普通の大学生ってそんなに英語を勉強しないですからね。

大学生で英語の勉強している時点でかなり母集団として特殊です。本当に大学生の平均をとりたい場合、全大学生を対象ににランダムにアクセスをして、(拒否権なし)受験させないとダメです。

平均年収を見る場合にはもっと注意が必要です。

年収というのは
「多くの人にとって非常に重要な関心ごと」
であるのと同時に
デリケートであまり人に積極的に言わない(言えない)問題でもあります。

初対面でいきなり「年収どれくらい?」なんて(転職エージェントの面接とか特殊なケースでもない限り)聞けないですよね?

聞いたらかなり失礼な人だと思われる可能性大です。(関西の一部の地域では普通にあるようですが・・・(汗))

そういったタイプのデータなので、TOEIC以上に集計方法をみる必要があります。

特に男性で「年収が低い人」というのはコンプレックスを持っていることが多いので自分の年収を積極的には言わない(言いたくない)ため、実在したとしてもデータを取ることが困難な可能性があります。

そのためデータを見る場合には

  • 集計対象者が偏ってないか?
  • 転職サイトなどの特殊な母集団ではないか?
  • 自己申告でないか?
  • 年収低い人(特に非正規雇用者)などが弾かれていないか?

などに注意しましょう。

前述したデータもこう言った視点から見ると正しいかどうかは若干疑問です。

正確な比較対象は年齢よりも「その仕事でのキャリア」

また同年齢と比較して、高かったり低かったりして落ち込んだり喜んだりすることが多いですが、もし正確に比較するのはキャリア=その仕事での経験年数でしょう。

30超えてたとしても例えば私のように異業種から転職した場合は、当然その仕事でのキャリアはないわけですから、転職直後は(多少考慮されるにしても)20代の新人に近い金額になることが多いです。(*営業経験などが考慮されて大幅に高くなることもあります。)

その仕事での経験年数と比較して、どれくらいかというのが正確な比較になると思います。

エンジニアとして給料を上げるには

データの見方ばかり書いていても仕方ないので(汗)真面目に給料を上げる方法を考えてみようと思います。

売上

ほとんどの職種に当てはまることですが、基本的に給料は自分が稼いだ額に比例しますので、一番簡単なのは売上をあげられるようになることです。

例えば20代で年収1000万あるような人はおそらく歩合が高い営業でガンガン売っている人などだと思われます。

普通の仕事でこの金額を稼ぐのは容易ではありません。(給与体系によってはほぼ不可能)

歩合の比率が大きい場合、単純に売上に比例するので不可能ではありません。

エンジニアも同様で

  • 案件をこなすスピードを上げる(時間単位の売上が上がる)
  • 高案件の技術を身につける
  • 部下をマネジメントできるようにして多くの売上をあげられるようにする
  • 営業、集客、採用など別の部分で売上をあげられるようにする

などすれば給与に反映されるのではないかと思います。

スキルを上げれば給与は上がる!という方は多いですし、(特に若いうちは)だいたいその通りだと思いますが、正確に言えばスキルはあくまで手段になりますのでそれ自体で給与が上がるわけではありません。

そもそもスキルの定義が難しすぎます。スキル=最新技術と解釈する人が多いですが、私は「売上を生み出す原資」と定義します。

信用

給料を上げるには基本的には売上を上げる!ということになるかと思いますが、社員として働いているとそう簡単でもありません。売上「だけ」で給料は決まりません。

  • そもそも自分が稼いでいる金額を正確に算出するのは難しい
    (客先常駐の場合は簡単ですが、その場合は常駐先の仕事の売上と考えましょう)
  • 売上が上下することはあるが、給料は基本的に下げることはかなり難しいので完全な連動は難しい
  • 完全に売上と連動させるとマイナスになったり、とんでもない金額になる
  • 全てのエンジニアを完全同一条件下で評価するのは難しい

このような理由から売上「だけ」で給与を決めることは現実的ではないと思います。

フルコミッションの保険の営業とかだったらほとんど個人事業主みたいなもんなので簡単なんですけどサラリーマンのエンジニアだと簡単ではありません。

成果主義が一部の職種をのぞいて浸透しにくいのもそもそも成果を定義するのが難しいことが最大の原因でしょう。

ほとんどの場合、チームで仕事をしていますので正確に売上への貢献度を出すことが極めて難しいと思われますし、何より下げることは簡単にはできませんので完全に売上に連動させるようなことはあまりないでしょう。

その場合には

  • 勤怠(遅刻、早退、欠席)
  • 経験年数
  • 勤続年数
  • その他、なるべく客観的な指標

などが評価基準になります。要するに組織である以上、ある程度の公平性が必要とされます。

こういった要素を一言で定義するのは難しいのですがあえてまとめると「信用」になるのかなと思いました。

スキル(だと一部のエンジニアが思っている要素)が低くても長く会社にいるので会社からの「信用」があり、給料がそこそこというのは別におかしくはないと思います。

まとめると信用を積み上げるには

  • 今の会社に長く勤める
  • 真面目に勤務し、誰から見ても問題だと思われる行動(遅刻、欠勤)などをしない

になりますかね。

需要と供給

ここまで真面目に給与を上げることを考えてきました。

真面目に仕事をしている人であれば「楽して給料が上がる方法」はないだろうというのは薄々わかっていることだと思います。

後述しますが、特別な理由でない限り転職して大幅に給料が上がることもないと思います。

私も基本的にはそうだと思っていますが、楽して(=要求されるスキルが全く同じという意味で)給料が大幅に上がるとしたら、「人がやらない職種・仕事」だと思います。

逆に下がるとしたら「人気のある職種・仕事」です。

労働力も一種の「商品」ですので、
自分と同一の能力を持っている人がたくさんいる場合下がりますし、
自分と同一の能力を持っている人が少ない場合は上がることになります。

私は17年9月に今の会社に転職しましたが、一時期本気で風俗店のSEになろうと考えたことがありました。

別にプライベートで風俗が好きだからではなく(笑)、単純にやりたがる人がいないため、要求されるスキルから見て給料がかなりいいからです。

結局やりませんでしたが・・・(汗)

これは極端な例ですし、本人が何をやりたいかによりますが、「人がやらない職種・仕事」の方が同じ努力で得られる給料は高いはずです。

転職もそうですし、転職しなくても案件や仕事を選ぶ場合、やりたい人が少ないものの方が同じ努力で得られる給料は高いことが多いでしょう。

副業

給料とはややずれますが、お金を稼ぐという点で副業を考えて見ました。(会社が副業禁止な方はスルーしてください。)

論外なのは自分の仕事と全く関係のない副業ですね。

知識や技術、経験がゼロでそれを身につけるのに非常に時間がかかります。
(なおそれをやるのが単純に楽しいからとかだったらもちろん別です。)

せっかくプログラミングスキルやそれが付随する知識があるならそれを生かした方が得です。

考えられる手段としては

  • 受託開発の受注
  • サービスを作って稼ぐ
  • 勉強会で稼ぐ
  • エンジニアの紹介をする
  • ブログで集客する

などでしょうか。私は受託開発の受注以外は経験がありますが、どれもお金がかからないのでおすすめですし、個人的に経験を積むことができます。

ただお金のことだけで考えるなら単純に副業の時間を残業に回した方が得なことが多いでしょう。

長い目で見た場合は経験や人脈、スキルなどを目的にした方がいい気がします。

ちなみに会社に提案が通り、上記のことができるのであれば会社を通して仕事をした方が協力も得られ、信用もつき、給料に反映されるので、得なこともあります。

給与を上げるのにあまり関係しない要素

ここからは給与を上げる手段として有効でないと思われるものをあげていこうと思います。

言語自体のチェンジ

よく言語別に給与ランキングなんてものがありますが、私はあれを見ても意味がないと思っています。

なぜならある言語の求人の給与が高くても、それは言語の特性以外の要素が大きく関わってくるからです。

例えばPythonが高収入と言われますが、これはPythonが高収入というよりは

  • Pythonが絡む案件はプログラミングスキル+(データ分析や統計など)数学的素養を求められることが多いため
  • 流行の言語なので情報感度+スキルが高いエンジニアが多い

のような理由から平均が押し上げられている思われます。
未経験者がPythonを覚えたとしてもいきなり高年収になることはありません。

PHPエンジニアが比較的年収が低いのもPHPが稼げないというよりは

  • エントリーレベルの案件が比較的多く、キャリアの浅いエンジニアが多い
  • 言語自体は優しいため、スキルの低いエンジニアが多い

などの要因があるでしょう。

Scalaなどの給与が高いというデータも見たことがありますが、

  • できる人材がいないため、需給バランスから高くなることが多い
  • ほとんどのエンジニアが他言語でのキャリアがあるため、エンジニアとしてのスキルが高い
  • こういった言語にチャレンジするエンジニアは情報感度とスキルが高いことが多い

などが原因です。Scalaで稼ぐ人はスキルがあるためPHPでも稼げると思います。

言語別の給与ランキングはほぼこのような言語以外の要因(情報感度、スキル、経験年数など)だと思います。

だからある言語で年収が低い人が別の言語に切り替えようとするのはスキルをあげない限り、無駄な努力でしょう。

一般的な転職

転職も基本的には年収が下がるかほとんど変わらないことが圧倒的に多いと思います。

なぜかというと転職する場合、基本的にその会社での「信用」がなくゼロから構築しないといけないからです。

客観的にみたスキルなどだけで勝負することになりますので、真面目に仕事をしている人であれば今の会社で仕事をした方が給料をあげやすいでしょう。

転職回数自体も多いとマイナスになるので(お金という点から見れば)二重の意味で、しないほうがいいです。

一般的なケースで転職で大きく年収が上がるとしたら

  • 何らかの理由で本来もらえる給料よりわざと安い金額で今働いている
  • ブラック企業で経営者が搾取している会社に務めている
  • 給与体系が極端に違う会社に転職する
  • 極端に需要と供給のバランスが悪い企業や職種に転職する

ですかね。

転職サイトで給料が大幅アップになる理由も上記のどれかだと思います。

普通に仕事をしていて今の職場が極端に劣悪な環境でない限りは大幅に給料が上がることはあまりないでしょう。

まとめ

以上真面目に給料を上げる方法を考えて見ました。

  • 売上を上げる方法を考える
    • スピードを上げる
    • 高単価の技術を見につける
    • 部下をマネジメントする
    • 現行の仕事以外で売上をあげる方法を考える
  • 真面目に勤務して今の会社で信用を作る
  • 人がやらない職種・仕事を考える

ですかね。何やら平凡な解答に落ち着きましたが、参考になれば幸いです。

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